2010年10月26日

木枯らし一号と北海道の便り

猛暑から一転して、短い秋から冬の到来のようになった。
北海道では、6年ぶりとなる10月の初雪があった。
近畿でも、8年ぶりとなる10月の木枯らし一号が吹いた。

そんな話題が出る時に、「北海道のおっかさん」から突然の
荷物が届いたから驚きだった。
もう何年も会っていないのに、時々北海道の産物を送ってくれる。
今回も、知り合いから“コマイ”をもらったから、そのお裾分けと
言うことで送ってくれたようだ。

大きなホッケも凄かったのだが、この“コマイ”という魚は、
これだけ流通が良くなった時代でも、こちらでは売っているのを
見たことが無いほどの、北海道ならではの魚です。
それもまた、“コマイ”と言いながら大きな“オオマイ”だねと
言うくらい大きな“コマイ”なのだ。

今回それにも増して嬉しかったのが、そんな荷物と一緒に
入っていたのが、散歩の時に拾ったと言う紅葉した落ち葉。
封筒に入っていた大きな赤い葉っぱ。
最初は何かと思って、間に何か挟んでいるのかと見てみたが、
特に何も無かった。
北海道の紅葉を届けてくれたんだなと思った。
葉っぱも大きい。

まさに
「でっかいどう〜〜〜!北海道!」である。

その綺麗な紅葉を見て、北海道はもうこんなに紅葉が見れるのだなと
季節を感じた。

すぐに荷物が届いたと電話を入れると、元気そうな声が返ってきた。
たまたま旅行で訪れた店で、知り合った縁ではあるが、
ずっとこうして付き合いが続いているのは、本当にありがたい
ことだと思う。
また、北の大地に行く時には訪れて、元気な顔を見たいと思っている。

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2010年10月19日

美少女ロボット未夢(ミーム)驚きのダンス

産業技術総合研究所が開発した日本人女性型ロボットの未夢(みーむ)が
デジタルコンテンツEXPO 2010でダンスパフォーマンスを披露した。

その映像があるというので、記事をしっかり読まずに見てしまった。
一人が歌いだし、4人が後ろ向きで踊り出しのタイミングを
計っていた。
次の瞬間、4人が振り返って踊りだした。

すげ〜〜〜〜!

と思ったら、バックダンサーは人間だった(笑)
そりゃそうだ。
あれくらい早くスムースに踊れたら、本当に驚きだ。

でも、未夢もそれなりに唄っているし、動きは小さいながらも
踊りも想像以上に微妙な振りをこなしている。

未夢は、少しずつ進化して行っている女の子のロボットで、
正式には「HRP-4C未夢(ミーム)」と呼ぶようだ。
スターウォーズに出てくるR2-D2やC3POのようなものだろう。

昔、ホンダのアシモ君が二足歩行しているのを見てビックリした物だった。
アシモ君は、背中にバッテリーを背負っており、形は宇宙飛行士の
ような感じだったが、当時としては画期的な姿だった。

それから日本のロボットは、どんどん進化を遂げて、人型ロボットとして
未夢も出てきたのだ。
初めは、人工皮膚をつけて人間の顔をしたロボットが、
言葉を話したり、アシモ君の様な大きなバッテリーを背負わずに
動けるロボットといった具合だった。
次に、顔に表情が作れるようになり、言葉だけではなく
歌も唄えるようになった。
しかし、この時は、まだ少したどたどしさが残っていたのと、
発音が微妙な部分もあった。

今回は、唄はヤマハのVOCALOID技術を採用し、人間の声を元に、
なめらかな合成音声を生成している。
声は声優さんの提供。
唄ったのは、ELTの「出逢った頃のように」で、ヴォーカルの
持田香織さんの唄を元にして、ネット経由で歌い方を自然に
自動調整(調教)できる「Netぼかりす」技術で、持田さんの
唄い方の真似をしているらしい。
まったく、ここまで来ると、そうなんだと思う事しか出来ない(苦笑)

踊りの方は、TRFのSAMさんが振付けを考えて、ロボットに
できるようにしていったみたいだ。
最初に大きな振りを考えて、それに少しずつ細かい動きを付けて
行くと言う方法で行った。
手と足の動きとは別に、頭や表情は後から動きに合わせてつけて
行ったようだが、このあたりが難しく、ロボットらしいところなのだろう。
今後は、自動的に動けるようにして行きたいという事だが、
それも想像出来ない位に凄いことですよね。

実際には、画像を見てもらえばわかりますが、昔のロボットよりは
はるかに滑らかに動いているし、難しいダンスは出来ないが、
その分細かな、微妙な動きをしているところは凄い事です。
この後は、地に足をつけてではなく、ジャンプしたり出来るように
なってくるのだろうか。
飛んだり、跳ねたりして踊るロボットを見れる日は、そう遠い事では
無いのかも知れない。


  美少女ロボット「HRP-4C未夢(ミーム)」のダンスパフォーマンス


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2010年10月17日

秋祭り 地車(だんじり)曳行

すっかり涼しくなって秋らしくなってきました。
昨日は、コンチキチンとだんじり囃子が聞こえてきたので、
外を見てみると隣の町内の地車(だんじり)が出ていた。
ちょうど町の境から一筋くらいなので、両方の地車曳行が見れるんです。
ウチの町内のもそろそろかなと思っていたら、今日も地車囃子が聞こえてきた。
音の方向が昨日とは違う?
ウチの前の道から聞こえるようだ。
急いで外を眺めると、まさにウチの駐車場に入ってくるところだった。
マンションの駐車場の中に入って来て、口上を言ってくれるんですよ。
毎年の事ながら、近くで地車が見れるのは結構嬉しい物です。
地車囃子は、ここ3年ほどウチの夏祭りに来てもらって
お囃子と踊りを披露してもらっているけど、地車と一緒に聞く
お囃子は良いものです。

地車保存会の人達や子供達がみんなで綱を引っ張って行きます。
こんな光景を見ると、地域のつながりが残っていると感じます。
普段からもっとコミニュケーションがあったら良いのにね。

天気も良いし、のんびりした雰囲気で、秋の休日を過ごせました。

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2010年10月14日

チリ鉱山落盤事故 33人無事救出

昨日から始まったチリ鉱山落盤事故の作業員の救出は、
予想よりも早く、無事に33人を救出できた。
まさに奇跡の救出と呼ぶにふさわしい。

長い間地下に居たので、瞳孔が開いてしまっており、昼の太陽の光は
目を傷めるとして昼の作業は中断するはずだったが、思ったよりも
作業員の健康状態が良かったために、一気に救出作業を継続して行い、
予想の48時間を大幅に短縮して23時間で33人全員の救出を終えた。
実際は、その後にレスキュー隊員が残っていたので、その後も
救出は続いたのだが。

8月5日に落盤事故が起きてから、17日目で全員が無事だとわかり、
そこから救出作業が開始された。
当初、救出までには4ヶ月くらいかかると言われ、クリスマス頃に
なるのではと見られていたが、こちらもよそうより早く掘削が完了して、
69日目で救出作業に着手できた。

それにしても、地下700メートルとも言われるところに取り残されて、
17日間無事に元気に過ごしていた事が一番の驚きだ。
リーダーが全体を統制し、大きな混乱も無く、みんなが救出を信じて
絶えてきた事が、今回の奇跡のドラマに結びついたのだろう。

捜索のための穴を掘るのに掛かる日数を20くらいと計算して、
残された食料を20日間、33人が食べ繋ぐ事から、逆算的に
量を割り出して、2日に一度の食事としたそうだが、よくそれで
みんなも従った物だと思う。
究極の状態なので、信じるしかないとは言え、そのリーダーシップは
凄い物だと思う。
実際、穴が到達したのが17日目で、その時点で残された食料は
3日分だったと言うから、本当に計算したとおりになったという事になる。
これも奇跡と言うしかない。

最終的に掘られた救出の穴も、避難場所にぴたりと合っていて、
700メートルもの距離でそこまで性格に掘れる今の技術にも驚かされる。

救出された33人には、それぞれの生活やドラマがあり、
映画化や出版の話も出ている。
この後の、精神的な部分が心配されるが、こちらの金銭的なところが
もっと心配になってくる。
今は、このことによって受けるギャラなどをすべて一括して集めて、
人数で均等に分配すると言う話もあるが、期間がいつまでになるのか、
個人的に動いた物はどうなるのか、今後の問題は沢山ありそうだ。

将来は、全員平等とはいかないだろう。
その事で、この団結や感動が壊されてしまいそうでならない。
そっとして置いてあげたいと思うが、この間の事を聞きたいという
話もわからないではない。
個人個人のこともあるから、またみんなが同じように出来るとも
思えないので、それぞれの道ということになるのだろう。

今回の事故を通して感じる事は、決して諦めないで信じる事。
希望を持って生きていれば、いつかその希望は叶う。
叶わなくとも近づくと言えるだろう。

この事故で、ずっと争いをしていたチリとボリビアが解決の糸口を
つかむかもしれない。
世界中が、ひとつの事に協力して出来た奇跡でもある。
救出の間、世界中が固唾を呑んで見守っていた。
事故は不幸な事だったが、それによって忘れていた物や、
見ようとしなかった部分を気付かせてくれたような気がする。
世界が少し変わるきっかけとなれば良いのが。

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2010年10月13日

ザック・ジャパン順調な出だし

ザッケローニー監督の率いる日本代表は、アルゼンチン戦・韓国戦と
順調な出だしだった。

南米の強豪アルゼンチンを迎えての初戦は、想像以上に
素晴らしい試合で、1点を守り抜いて勝利した。
守り抜いたと言う表現は合わないかもしれない。
この日の日本代表は、最後まで攻めの姿勢を続けてアルゼンチンと
互角に渡り合っていた。
前半は、アルゼンチンの方がボールの支配率は高かったようだが、
得点を取った後でも、守りに回ることなく2点目を狙って
攻め抜いたというのが素晴らしかった。

昨夜行われた韓国戦は、ライバル決戦と言われているものの、
実際は韓国の方がやはり強いと言う事は明白だ。
その中で、ザック・ジャパンの新体制でどんな戦い方をするか
注目されていた。

結果は、スコアレス・ドローとなったが、本当に韓国にも
引けを取らない戦い方だった。
選手たちは、引分けと言う事もあり、点が取れなかった事に
満足する事は無かった。

ワールドカップで自信をつけたのだろうか、これまでの日本代表とは
見違えるほどに強くなっていたのは、素人が見ていても感じた。
海外に出ている選手も増えた事はあるが、やはり大きな戦いで
それなりの結果が残せたと言う事が自信に繋がっているのだろう。
一つの大きな壁を越すと、次のステージが見えてくる。
一度でも経験すると言う事は、本当に凄い事なのだろう。

これで年内の試合は終わったようだが、これから4年後のブラジルに向けて
新たな戦いが始まるのだ。
メンバーもまだ先のことなので、どう変わって行くのかわからない。
より一層強くなって、日本サッカーが更なるステージに
立てる事を望もう。
順調な滑り出しだったザック・ジャパンの成長を見て行きたいと思います。

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2010年10月09日

ジョン・レノン生誕70周年

今日は、ジョン・レノンが生きていたら70歳の誕生日でした。
同時に、ジョンが暗殺されて
30年と言う不思議な節目の年でも有ります。
ビートルズのデビューからは48年で、およそ50年前。
ずいぶんと前の話になってしまいます。

ジョンが今も生きていたらどんな歌を歌っていたかと思うと、
感慨深い物が有ります。

僕が小さい頃に、モンキーズがやってきて、続けてビートルズがやってきた。
この頃には、殆ど同じようなバンドと思っていた。
ところがその後、モンキーズはヒットが無く、ビートルズの
時代がやってきた。

「レット・イット・ビー」や「ヘイ・ジュード」はリアルタイムで
ラジオで聞いて、みんなで歌っていたものだ。
今思えば、凄い時代にいたのかも知れない。

そして、時が流れて今年でジョンが70歳と言う。
自分も年を取ったなと思えばそうかも知れないが、ほぼ同じ年の
ポール・マッカートニーも70近いのかと思うと驚きだ。
ビートルズのメンバーも、4人のうち既に二人が無くなって
残りはポールとリンゴだけだ。

いまだに世界中で争いが起こっているこの世の中を、ジョンは
天国からどんな風に見ているのだろうか。
宗教だとか資源だとかさまざまなことでいざこざが起こっている。

人は、相手のことを理解し、尊ぶことが出来れば争いなど
起こらないはずなのだが。
どうしても自分がありきで考えるから対立が起こってしまうのだろう。

人を敵だとは思わないで、仲間だと思えたらどんなに幸せだろうか。
それは、自分にとってもとても良いことなのに。

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2010年10月06日

『はやぶさ』から地球外物質か?

小惑星探査機『はやぶさ』が持ち帰ったカプセルから、地球外物質の
可能性のある微粒子が発見されたようだ。
帰還当時は、小惑星『イトカワ』からの物質採取は失敗したと
見られていたが、その後の調査で地球外物質と見られる微粒子が
数十個見つかった。

これは、光学顕微鏡では見つけられなかったものを、電子顕微鏡を
使って分析してわかったようです。
でも、その大きさは0.0001ミリメートル前後の微粒子だと言うから、
我々の考える範囲をはるかに超えています。

既に地球の物質、特に『はたぶさ』が係わる場所の物質については
調べられており、それらの物とは違う物が発見されたという事になります。
でも、地球上にはいろいろな物があり、それらをすべて把握している
ことになるのでしょうか。
どこが地球上の物質と違うのか。
たぶん説明されても、まったくわからない次元の話でしょう。

まだ、これが地球外物質だと決まったわけではないですが、
もしそうであれば、宇宙誕生の神秘に一歩近づくことになります。
とてもロマンがある話ですよね。

今度は、もう少し原始的な惑星に行って、そこの物質を持って帰ろうと言う
『はやぶさ2』の計画が有りますが、これは事業仕分けによって
予算を削られてしまっています。
日本だけではなく、世界各国の共同開発で何とかならない物でしょうか。

『はやぶさ』が持ち帰った微粒子が、地球外物質だったと言う
発表を待ちたいと思います。

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2010年10月05日

国勢調査

今年は5年毎に行われている国勢調査の年です。
これまでは調査員が一軒毎に訪問して、調査票の配布と
回収を行ってきました。
回収にあたっては、個人情報の問題から密封した物を渡すと言う事に
なっていましたが、今回からは更に進んで郵送での受付も出来る
ようになりました。
従来の調査員に渡すと言う事も出来ます。

これは、留守がちな家庭の回収が大変だったのを、改善する事と、
密封しても尚、個人情報が気になる人への配慮とも思えます。
調査員の労力もかなり軽減されたと思います。

しかし、一方では郵送に掛かるコストがどうなのか。
国勢調査なので通常の料金よりは安いと思いますが、それでも
かなりの金額になるのではないでしょうか。

東京都では、試験的にインターネットでの回答も出来るように
なっています。
今のところインターネットを使った人は5%程度いるようです。
まだ今回は、東京と限定ですが、次回からはインターネットで
回答できるところが増えてくるでしょう。
システムさえ組んでしまえば、後の費用はそんなに掛からないはずです。
メンテナンスも必要でしょうが、国勢調査の時だけのはずなので
さほどいらないと思われます。
でも、これにかこつけていろいろと費用を掛けるのがお上の仕事なのが
気になるところですね。

そもそも、国勢調査の回答は、個人の申告だけで成り立っているので、
どこまで正しいのかはわかりません。
少し前に問題となった100歳以上の高齢者のように、生存していると
書かれると、そのデーターが記録されてしまいます。
国勢調査と住民票がリンクしているとも思えないので、
ここでも数字にずれが出ているのではないかと思われます。
基本的には真実として、その誤差は僅かな物でしょうが、
国の状態を把握する意味では、限りなく真実の数字に近づけて
欲しい物です。

回収率は、毎回下がってきており、平成7年は未回収が0.5%だったのが、
平成12年では1.7%、平成17年にはぐっと増えて4.4%となっている。
今回は、それを更に上回ることが懸念されます。

未回収が増えるのは、やはり国であろうと個人の事を知られたく
ないと言う考えや、若い人の国勢調査に対する意識の低さが
あるのではないでしょうか。

国勢調査の結果をもっとわかるように伝えて、それによって
何がどうなるかと言う事を発表しなければいけないと思います。
国に言わせれば、結果は誰でも見れるようになっているとか、
ちゃんと公表しているという事になるでしょうが、まだまだ
不十分だと思います。
国民に関心を持ってもらうためには、わかりやすいPRが必要でしょう。
具体的な数字や方向などを示してもらいたいと思います。

提出の期限は、郵送の場合10月7日までに投函となっていますので、
まだの人は早めに書いて出してください。

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2010年10月04日

SDレビュー 2010

週末にSDレビュー2010大阪展のオープニングパーティーに行きました。
SDレビューは、実施を前提とした建築の展覧会です。
架空のコンペとは違って、実際に計画・設計を行っている物が
対象ですから、その案は現実的なものばかりです。

今年から大阪展は、大阪芸大ほたるまちキャンパスで行われる
ことになったようです。
これまでは、喜志の大阪芸大キャンパスだったので、ちょっと遠い
感じでしたが、中ノ島に移って行きやすくなりました。
堂島リバーフォーラムという堂島川に面した綺麗な場所です。

今年で29回目となるSDレビューですが、以前は僕がいたヘキサが
大阪展を主催していて、その後大阪芸大の方で主催してもらう事になり、
芸大が主催して今回で15回目となります。
僕が担当して10年、芸大が15年とはるかに長い期間面倒を
見てもらっています。
来年は30回目となる節目の年なので、SDレビューを主催している
鹿島出版会も力が入る事でしょう。

場所が大阪になった事で、みんな来やすくなったのか、
久しぶりに懐かしい人たちに出会えました。

今年選ばれた作品の傾向としては、昔に比べて物件が小型になっている。
昔はバブルと言う事もあり大型物件がチラホラとありました。
今年は住宅や小型の物が多く、リノベーションなどもありました。
時代を反映して新築だけではなく、既存の物を再利用すると言う物です。

審査員のコメントにあった様に、プレゼンテーションは
上手くなってきたが、突き抜けた驚きがなくなってきた。
昔は、ビックリするようなデザインや発想がありましたが、
今は現実的に、コストも抑えた物が多く、建築が冒険出来なくなって
きていると言う事を痛感しました。

無駄な物やデザインが必要と言う事ではなく、遊びやゆとりと言う物が
少なくなってきたのだと思います。
コスト、エコ、破綻の無さが、建築の自由度を萎縮させてしまって
いるのかも知れませんね。

人の心にゆとりが無くなっているのですね。
現実の厳しさはあるものの、プラスアルファーは必要でしょう。
それ以上にこじんまりとしてしまっている自分を、もう一度見直す
機会となりました。

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2010年10月01日

カバーアルバム全盛時代

ここ最近、カバーアルバムが沢山出ている。
みんながこぞって作っているようだ。

ネットでの配信が盛んになってからではないだろうが、CDの売り上げ
枚数は下がってきているそうだ。
店に行くのではなく、インターネットで簡単にダウンロードする。
手軽だし、好きな時に手に入れられ、楽になっただろう。
在庫と言う物を作らなくても良いから、レーベルの方も
コストダウンが出来るのかもしれない。

一番確実に売れるのがコンピレーションアルバムだった。
いろいろな人の唄を寄せ集めて、テーマに沿って作るベスト盤のような物。
CDが売れないと言われる時代で、コンピだけはとりあえず
計算が出来るものらしい。

これは、ヒット曲や馴染みの曲を集めているから、聴く方にとっても
楽しかったりする。
昔は、自分でレコードから1曲ずつ録音して、自分にとっての
ベスト盤をカセットで作った物だった。
今は、コンピューターに取り込んで作れるから、かなり簡単になったし、
いちいち掛けなくてもデーターとして処理できるからスピードも速い。
だけど欲しい曲を全部持っているわけではないから、レコード会社が作った
コンピレーションアルバムが売れるのだろう。
自分では考えなかった曲も入ってくるのも楽しみなのかもしれない。

それが最近は、カバーと言う形に変化してきたのだろうか。
急にカバーアルバムの発売が増えてきた気がする。

カバーそのものは昔からあった。
特に外国の曲の日本語カバーは、英語のわからない人にも良かったし、
日本の曲とは違う感じが新鮮だった。
人に楽曲提供した人が、自分で歌うと言う「オリジナル」という形の
カバーもあった。
「中島みゆき」や「来生たかお」などである。
これはこれで、曲を作った人が歌うので、本当はこんな感じに
歌いたかったのかと言う面で面白かった。

徳永英明が出した「ヴォーカリスト」のシリーズは女性ヴォーカルの曲
だけを選んで、徳永英明の繊細な声で歌うと言う物で、
今のカバーブームの火付け役とも言えるだろう。
徳永英明の独特の声と女性ヴォーカルのイメージが上手くマッチしていた。

一方で、同じような企画となる稲垣潤一の「男と女」シリーズは、
女性ヴォーカルの曲を使うところは同じだが、こちらは
女性ヴォーカルとのデュエットという形式を取っている。
(稲垣潤一のオリジナル曲も含まれるが)
元々デュエットではない曲を、稲垣潤一と女性が歌う事で
新しい雰囲気を作り出している。

この二人に共通するのは、二人ともかなり声が高いと言う事と、
バラードシンガーのイメージがあることだろうか。
女性の曲に無理なくイメージを重ねる事が出来る。

ここ最近では、とにかくやたらとカバーが多い。
日本人同士のカバーが目立つ。
しかも、ついこの前流行っていた曲のカバーも多い。

カバーそのものが悪いとは言わないが、ここまでカバーばかりが
目立ってくると、ちょっと閉塞感を感じる事もある。

今やっているカバーは、以前に誰かが歌ってヒットした物。
殆どみんな聞いた事のある曲ばかりだ。
耳に馴染みがあるという事は、それだけで売れる要素を秘めている。
そのカバーしている人も売れている人なら、カバーされている人も
売れている人なのだ。
となれば、作った時点である程度売れるということがわかって
いるような物。
そこに何やら商業的な違和感のような物を感じてしまう。

勿論、カバー曲は違う人が違う声で歌うので新しい発見もあったり、
まったく違う新しい曲に聞こえる事もある。
それを否定しているのではない。
ただ、やたらとカバーアルバムが出ているこの時代に、
クリーエーターとしての未来が薄らいでいるようで淋しい。
今の時代の閉塞感が、歌の世界にまで広がってきてしまったのかと思う。
新しい物を作るより、とりあえず過去にあった物を利用して、
安全な方へ一旦非難するような、例えは悪いがそう感じる。

冒険やチャレンジはしない。
前に進むより、今の時点で一旦清算するような。
誰かの名前や力を借りて風が吹くのを待っている。

個々のアルバムを非難しているのではないです。
カバーに頼っているような風潮を嘆いているのです。
特に今時代を引っ張っているようなアーティストには、
オリジナルで頑張って欲しいのです。
もはやあらゆる音は出尽くして、どんな音も過去の何かに
似ているなどと言われてしまう程の時代になっています。
でも、その人にしか出せない音はまだ残っているはず。
そこに人々は楽しみ、感動するのではないでしょうか。

これは、僕にとっても“天に向かってつばを吐く”と言う事に
なりますが、クリエーターである事はそう言うものだと思います。

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