金メダルを獲得しました。
世界陸上では初めてとなり、喜びの感情を一杯に表して、
ウイニングランまで見せた。
2004年のアテネオリンピックでも金メダルは獲得して
いますが、この時は後で1位の選手がドーピングで
引っかかったために繰上げで金メダルを獲得したもので、
表彰台で金メダルを受けるのは今回が初めてとなります。
現在、年齢も36歳となっている室伏選手は、アテネ以来
あまり良い成績を残せずにいましたが、ある理学療法士と
出会ってから、トレーニングの方法を独自に研究し、
筋肉と内面を作り上げてきました。
筋肉は鍛え上げるところまで鍛えているので、これ以上は
望めないと考え、体幹を鍛えることで、プラスアルファーの
力を引き出そうとしたようです。
ヨーガを取り入れている選手もいるように、これまでの
筋肉トレーニングだけでは超えれないところまできているのです。
この話は、また機会があれば話すことにします。
体力的にもきつくなるので、予選は一発で通過することを
考えて望んだようです。
考えていたように予選の一投目で、今季自己最高の78メートル56を
マークし、作戦通りに決勝進出を決めた。
考えていてもなかなか出来る事ではないが、これをやって
のけるのが室伏選手です。
決勝でも、6投すべてで今期の自己最高を超えており、
3投目で最高の81メートル24を投げた。
4投が80メートル越えと、安定感もあった。
他の選手が80メートルを越えることに苦しんでいる中で、
唯一人別次元にいるかのようだった。
最後の6投目でハンガリーのボルシュ選手が81メートル18と
肉薄したが、室伏選手には及ばなかった。
室伏選手は、6投目で同じ81メートル24を投げて、優勝を
なぞったような感じだった。
以前に比べ、感情を表に出さなくなった様子だったが、
優勝が決まったときには、さすがに嬉しさを抑えきれずに、
満面の笑みで日の丸を持ちながら場内を一周して歩いた。
来年のロンドンオリンピックに向けて、これからまた調整を
初めて行き、一年後にピークを合わせると宣言している。
まだまだ進化して行きそうな室伏選手が楽しみです。
←にほんぶろぐ村 住まいブログに参加しています
【坪内優建築設計事務所のHP】
ブログのトップページへ