ライブ前には、これまた3年ぶりとなるファンクラブのメンバー達と
お茶をして再会を楽しみました。
ライブでの曲とかは、ネタバレとなるので省略しますね。
今回のツアーのポイントの一つとしては、ニューアルバムにも
参加しているパーカッショニストのレニー・カストロさんが
同行している事でしょう。
レニー・カストロさんは、アメリカのバンド「ToTo」のメンバーと
しても有名な方です。
レニーさんとは、以前デリコがロスに滞在中に意気投合して
セッションをしたりして親交を深めていったのです。
いつものメンバーにレニーさんのパーカッションが加わって、
より厚みを持った音を聞かせてくれました。
元々スリムな二人が、さらに絞り込んだ様子で登場。
1曲目からKUMIさんのヴォーカルが響き渡ってきました。
以前にも増してナチュラルになったKUMIさん。
何の混じりけも無い素直な声が会場を包み込んで行きます。
NAOKIさんも、所狭しとステージの前に出て来て右へ左へと
動き回っていました。
MCらしいMCも無く、簡単な挨拶と時々曲のタイトルを
コールするくらいのもので、1曲でも多くみんなに
届けようとするかのような進行でした。
途中、NAOKIさんだけが残って演奏をする「NAOKIのコーナー」では、
少しだけNAOKIさんが話をして、お客さんと会話をするという
場面はありました。
ちょっとだけほんわかとする瞬間です。
今回は、レニーさんも一緒に残ってのセッション。
レニーさんも大阪のファンに簡単に挨拶。
大阪の前の福岡・広島でのツアーを見てきた人から聞くと、
大阪ではレニーさんは良く喋っていたそうです。
2曲ほど演奏を終えると、KUMIさんも迎えて3人での
演奏を終えて後半へと突入して行きました。
曲目としては、ニューアルバムからの曲は当然ながら、
過去のアルバムからも厳選した盛り沢山な内容でした。
これまでライブでは聴けなかった曲や、この曲は聴きたいよね
って言う名曲たちも歌ってくれました。
NAOKIさんも途中で言っていたように、今回のツアーでは
その時の気分でセットリストは変わっているようでした。
後から聞くと、前の2会場では歌っていた曲が無かったり、
逆に大阪では歌った曲があるようです。
会場が一つになってメンバーとオーディエンスが
愛に包まれていった感じでした。
アンコールになり、盛り上がりも最高潮となって行きます。
ラストの前の曲では、終わりそうになった時にKUMIさんの
目が潤みだして、汗を拭うかのようにしてさっと涙を拭う
シーンもありました。
その後最後の曲に入る前に、暫く後ろを向いて涙をこらえている
ようで、最後の曲に入るまで少しだけ時間を取っていた様にも
見えましたが、真相はわかりません。
そしていよいよ最後の曲となり、会場のみんなと一緒に
今日の幸せを体中で感じながら、歌ってくれていました。
この時には、もう隠す事も無く自然に涙を拭って歌いきっていました。
多分少し後ろにいる人からはわからなかっただろうと思うくらいの
仕草だったので、余計にKUMIさんの気持ちが静かに沁みて来ました。
あっという間の2時間30分。
まだまだ聴きたいと思う充実したライブでした。
楽しかった反面、また次は何時になるのだろうと思うデリコのライブ。
こんな自然体の二人だからいつまでも好きなんだろうな。


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