著作権料を徴収する方針を固めたという。
音楽教室では、生徒と先生が練習の為に楽曲を演奏するので、
「公衆」の前で演奏していることになると判断した為だ。
数人の生徒と先生が「公衆」になるのだろうか?
作曲家の死後50年を過ぎたクラシックは、著作権が
無くなっているので問題ないが、現代の音楽については
著作権が有り、当然その使用料を支払うべきだという
考えだろうが、音楽の道を目指して練習をしている所に
対して著作権料の徴収は妥当なのだろうか。
公の場での使用については、著作権料の徴収が行われているが、
個人的に開いている催しの時には、実際の所支払われて
いないのが現実だろう。
これはこれで問題なのだろうが、今回の音楽教室については、
いささかやり過ぎに思える。
確かに音楽教室と言うものは、練習をすることで収入を
得ているのだが、その演奏そのもので金銭のやり取りが
あるのではなく、技術を教えることで発生している。
コンサートやカラオケとは、楽曲の演奏と言う面では
大きく違っている気がする。
今やデビューのきっかけの一つとなっている路上ライブ
なども今後徴収することになってくるのだろうか?
自分で曲を作っていない人は、誰かの曲を歌っている。
こうなるとオリジナル曲を持っていないとウカウカ
路上ライブも出来ないと言う事になる。
JASRACは、調査区権料を年間受講収入の2.5%と
する案を考えており、これは年間10億から20億にも
なると推計されいるようだ。
この著作権料は、当然生徒の受講料に跳ね返ってくる。
2.5%を僅かだと考えるか、大きいと考えるかは
人それぞれだろうが、そもそも音楽の普及と言う
事に反しているのではないのか。
著作権は、突き詰めるといろいろ難しいことも
沢山あり、単純に線引きできないこともあります。
作者によっても考え方は違うでしょう。
今回のJASRACの考えは、いったい何を目的としているのだろうか。
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