2017年06月09日

『マンチェスター・バイ・ザ・シー』

先日『マンチェスター・バイ・ザ・シー』を見て来ました。
多分、あまりみんなは知らない映画かと思います。
マニアックな映画をよくやっているテアトル梅田で上映しています。

ネタバレにならない程度にあらすじを説明します。

マンチェスターで、漁業をしていたお兄と
アメリカ・ボストンで便利屋として働いていた主人公リー。
場面は、兄の船に乗り、兄の息子パトリックと戯れている様子から始まる。

この映画は、時々昔の場面を入れながら状況を説明して行くのだ。

そこに突然、兄が病院へ運ばれたとの電話がかかり、
急いで故郷マンチェスターに帰るのだが、
時既に遅く兄は亡くなってしまった。

ホッケーの練習をしているパトリックを迎えに行く。
パトリックも急な話で、まだどうしたらいいかわからない。

弁護士の基へ行ったリーに対して、弁護士からパトリックの
後見人になるように遺言が書かれていると伝えられた。

ボストンとマンチェスターという離れた場所でパトリックの
世話は出来るわけがない。

パトリックは、マンチェスターに友達も居るし、
ホッケーの活動もある。
ボストンに引越すように言うリーに対して、
おじさんは、便利屋なんだからどこでも出来るだろうと
マンチェスターを離れたくない意向を伝える。

それとパトリックには、ガールフレンドが二人いて、
その存在も映画の流れに絡んでくる。

お互いの気持ちを察しながらも相容れない二人。

リーは、ある事情で離婚し、マンチェスターを離れ
ボストンに移ったのだった。
その事が、リーガマンチェスターに住むことを拒ませていたのだ。

リーとパトリックの心の動きを、静かに見守っている物語。
二人は、どう進んで行くのか。
リーの心の傷とは。。。。

結構大変な内容を、静かに冷静に描いている。
腰を据えて、ゆっくりと見て欲しい映画です。

実はこの映画は、当初マット・デイモンが主演・監督を
する予定だったのだが、スケジュールの都合がつかず、
主演をケイシー・アフレック、監督をケネス・ロナーガンに
託すことになったのです。

この主演が、マット・デイモンだったらどうなっていただろう?

でも、結果的には、今回のケイシー・アフレックが演じたことで、
色が付かずにスクリーンに入り込めたのではないだろうか。
今年のアカデミー賞で、見事ケイシー・アフレックは主演男優賞を
受賞し、ケネス・ロナーガンも脚本賞を受賞した。
マット・デイモンも、この二人に称賛の声を上げている。

派手なアクションも、華やかな展開もないが、
心に響いてくる映画であることは間違いない。

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posted by ツボ at 15:24| Comment(0) | 映画・演劇 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月04日

Tower of Power LIVE at billboard LIVE

先週、ビルボードライブにタワー・オブ・パワーの
ライブを聴きに行きました。

タワー・オブ・パワーは、結成50年にもなる
ファンク、R&Bのバンドです。
メンバー10人の内、5人がブラスと言うブラスバンドなんです。
残りは、ヴォーカル、ギター、ベース、ドラム、キーボード。
実にわかりやすい。

僕がこのバンドを知ったのは、なんと30年近く前に
BSで放送されていたNYのライブハウスのライブの
シリーズの中の一つのバンドだったんです。
何となく気になっていて、こんなのを生で聴いたら
楽しいだろうなと思いながら、その後全く行けずに
今回になりました。
毎月送ってくるビルボードライブのスケジュールの中に
たまたま目に入ったこの名前。
30年間の思いが急にこみあげて来て土壇場で電話すると、
既に予約で一杯になっていました。

あとは立ち見になると言われ断念。
みんなよく知っているんだなと思いながら、再度電話で
立ち見って料金とかどうなっているか聞くと、1席だけなら
キャンセルがあるという。
日を置いて3日前に再確認すると、なんとカジュアル席が取れました。

当日入店してみると、一番後ろの席ながらステージに向かって
真ん中のポジションでした。
柱があって、ちょっと横は切れるものの、全体が見渡せます。
(メンバーが多いので、端の一人だけは見えませんでした)

オープニングからノリノリで、下の自由席のお客さんが
一斉に立ち上がった。
僕はこれまで、ビルボードライブではじっくり腰を据えて
聴く形でしか見たことがなかったからびっくりでした。

でも、この音楽を聴いたら立って踊りたくなるのは当然だよね。
カジュアル席の僕たちも、椅子に座って体を揺らして
楽しんでいました。
たまたま隣に座った外国の人は、両手をあげて、もうノリノリ状態。

3曲くらい乗せた後に、一転してバラードで聴かせる。
もう憎いね〜〜〜

またその後は、会場を一つにして、ノリノリの興奮状態。

ヴォーカルが聴かせたり、楽器のソロ演奏など、
見どころ聴かせどころが満載。

創設メンバーも残っていたり、新しく加わったメンバーも居たりだけど、
みんな演奏が上手いし、年齢も感じさせない。
とは言え、平均年齢は60を超えているんじゃないだろうか?(笑)

終盤には、ヴォーカルが客席に降りて来て、場内を回り、
近くに来られた人は嬉しそう。

最後までご機嫌なライブでした。
アンコールは1回でしたが、終演のアナウンスが入っても
手拍子は鳴り止まず、しばらく続いていて、ひょっとしたら
もう一回出てくるんじゃないかと思うほど。
結局出て来ませんでしたが。

やっぱりライブは良いなと思う夜でした。

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posted by ツボ at 18:04| Comment(0) | 音楽は楽しい | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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