2017年07月28日

LOVE PSYCHEDELICO 『LOVE YOUR LOVE』

LOVE PSYCHEDELICO のニューアルバムが
発売されました。
と言っても、記事を書くのが随分と遅くなって
しまいましたが。

オリジナルアルバムとしては約4年ぶり。
相変わらずのデリコタイムです(笑)

今回のアルバムでは、ミキシングまで自分たちで
やってしまうという徹底ぶり。
昔のデビュー当時に戻って、全部自分たちの手で
作ろうとしたもの。
デビュー以後は、素晴らしいスタッフたちと一緒になって
作り続けていましたが、それだと人頼りになってしまい、
こうしてくれるだろうというものになってしまう。
想像できてしまう。
それを払拭して、今の自分たちの作りたいものを
作ろうとしたチャレンジです。

とにかく音にこだわる二人は、自分たちのスタジオを持ち、
いつでも録音が出来る状態にしています。
マイクや機材も自分たちでセッティングして、納得のいく
音を追及していました。
そして、今回更に最終的な音楽を構成するミキシングまで
自分たちの手で行ったのです。

結果は、個人的な意見ですが、音の深みが
増しているように感じました。
オープニングの『Might Fall In Love』は、
いきなりKUMIさんのヴォーカルから始まるのですが、
ブワッと音の世界が広がって、曲の世界に引き込まれていきます。

この曲は、デリコには珍しいラテンサウンドです。
実はこの曲は、以前から仲の良い元TOTOのメンバー
レニー・カストロさんが、日本に来た時に一緒に演奏したものを
撮っていた音をそのまま使って出来上がった曲なんです。
多分その時には、演奏して楽しんでいただけでしょう。
それが時を経て、一つの形になったんですね。

2曲目の『Feel My Desire』は、ストリングスの疾走感が
たまりません。
良い意味で、音が頭の上を駆け抜けて行く感覚。
これもデリコにとっては、新しいサウンドが増えたという
感じだと思います。

映画版の『昼顔』のテーマソングになっている
『Place Of Love』は、怪しげな雰囲気を醸し出しています。
この曲も、ある意味でこれまでのデリコにはなかった
曲なのではないでしょうか。

『1 2 3(アン ドゥー トロワ)』では、
ほっこりと癒されます。

その他にも、シングルとして配信していた
『This Moment』や『C'mon, It's My Life』、
『Love Is All Around』
BEST ALBUMに収録されていた『Good Times, Bad Times』など
聴き馴染みのある曲たちも入っています。

待った甲斐があるアルバムになっています。

秋には、このアルバムをひっさげての全国ツアーがあります。
これらの曲や、これまでの曲たちが、どうアレンジされて
演奏されるか楽しみです。
今回のツアーメンバーは、一新されてベース以外は新メンバー。
こちらも新鮮で楽しみです。

20周年を迎えて、益々独自の路線を進むデリコ。
唯一無二とは、まさに彼らの事でしょう。

LOVE YOUR LOVE.jpg

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ラベル:LOVE PSYCEDELICO
posted by ツボ at 13:15| Comment(0) | 音楽は楽しい | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月12日

『ローガン』

記事をアップするのが遅くなったので、
もう映画館では上映していません。
すみません。

ウルバリンシリーズの最後(?)となる『ローガン』
ヒュージャックマンも老いぼれた役をしていて、
もう過去の人のようなイメージで始まります。

ミュータントは、既に大半が死滅してしまい、
ローガンも以前のような能力は衰え、不死身では
無くなっていた。
雇われのリムジンの運転手として、何とか生活を
おくっているような有様。
そこへ、ヒスパニック系の女性から少女をカナダとの国境
に接するノースダコタまで送り届けて欲しいという依頼を受ける。
一旦は断ったローガンだが、トラブルに巻き込まれて
少女ローラを保護することになってしまった。

実は、ローラはローガンと同じミュータントで、
子供たちを使って実験を行っている研究所から
逃げ出し、みんなと離れ離れになってノースダコタを
目指しているのだった。

子供たちを連れ戻すために武装集団を率いて追いかけて
いるのが、冷酷非情な男ピアーズだ。

自分の力をコントロールできなくなったエグゼビアと共に、
3人の逃走が始まる。
ローラの持つ力に期待するエグゼビアは、ミュータントの
生き残るカギをローラに託す。

ピアーズたちとの壮絶な戦いが始まった。
ローガンは、再生能力が衰えていて、傷がすぐには
治らなくなっている。
そんな体で、必死にローラを守ろうとする。

研究所からは、新型のミュータントが送り込まれ、
ローガンたちは窮地に追い込まれる。

ローガンは、無事にローラを送り届けることが出来るだろうか。

アクションシーンは、かなり激しい。
ローラ役のダフネ・キーンも相当鍛えているようだ。
VFXで加工しているものもあるだろうが、その動きは
見ごたえ十分だ。

衰えている演技のヒュージャックマンも素晴らしい。

映画全編を通じて、二人の関係や流れが『レオン』を
下敷きにしているように感じる。
監督のイメージの中に、レオンとマチルダがあったのではないだろうか。

ローガンとしては、これで終わるのだろうが、
ひょっとしたらローラとしてのシリーズが始まるのかも
知れないと思わせる。

寂しさも感じるが、見ごたえたっぷりの映画でした。

ローガン.jpg

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ラベル:ローガン
posted by ツボ at 12:20| Comment(0) | 映画・演劇 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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