シャンプーなどの詰め替え用の物は徳なのか損なのか?
値段的には詰め替え用の物のほうが安いですよね。
でも、はたしてそうなのか?
まず量が違うって知ってましたか?
詰め替え用の物は元の商品の8割くらいの量になっています。
これは詰め替え用の物を始めた「花王」が当初同じ量のものを
売り出したところ消費者から「溢れてしまう」と苦情が多かった事から
今の量にしたらしい。
「花王」は使い切ってから洗って入れ直すと考えていたようだが、
実際はみんな少なくなったら継ぎ足したりしているようだ。
そこで番組が17種類の商品について量に対する値段を計算したところ、
5種類の物は詰め替え用の物の方が割高だった。
他にもあまり変わらないくらいのものもあるようだ。
これは本来、資源の無駄使いをなくすと言う意味で始めたものだから、
僕も詰め替え用があればそれを買うようにしていた。
しかし、ポンプ付きの方が安かったり変わらなかったりしたら
ポンプ付きの商品を買う人も出てきてしまう。
では何故こういう事が起きているのか?
メーカー側には聞けていないようだが、小売店の人は
ポンプ付きの商品の方が安く入る事が多いと言っている。
つまりこうだ。
メーカーはポンプ付きの商品を安く買わせれば、それ以後は
その商品の詰め替え用が売れるからではないかと言う。
これは何処の商品でもある事。
物を安くして売っておいて後のメンテナンスで儲ける。
メンテナンス商売と同じである。
メーカーの気持ちはわかるが、本来の意味合いを考えて
値段をつけるべきではないだろうか。
特別安くしろと言うのではない。
みんなが省資源を考えてやっている気持ちを逆手に取らないで
欲しいと言う事だ。
やはり資源の為にも、金銭的にも詰め替え用を使うほうが良いと
素直に考えられるようにして欲しいのだ。