2005年07月02日

悪質リフォーム(1)

最近ワイドショーやニュースで
悪質リフォーム商法の事が話題になっていますので、
少しアドバイスになればと思って記事にします。
しかし、これはあくまでも一般的に悪質リフォーム・悪徳リフォーム業者と
呼ばれているものについてであって
すべてのリフォーム業者がそうだとは言っていません。
そこの所は誤解のないようにしてください。
最終的には、個人の判断によって考えてくださいね。

まず、一個建ての住宅についてです。
マンションのリフォームは戸建て住宅の後で説明します。


最初に来るのが床下関係です。
これは、シロアリ・湿気対策・床組の問題が主なものです。

古い一個建ての住宅で皆さんが気になっているのが湿気関係でしょう。
そこに付け込んでくるのがシロアリ対策と駆除。
とにかく床下に潜りたがります。
彼らは床下に潜ったら、もうこっちのものなんです。
特に水周りや北側においてシロアリがいるとか、
シロアリが来易い状態だとか言うでしょう。
場合によってはシロアリの写真とか捕まえたと言って
シロアリを見せる場合も有ります。
しかし、これが皆さんの家の物かどうかなんていうのは
解らないんです。
予め用意しておいたものの可能性もあります。

気になる人はシロアリ駆除をしてもらっても良いのですが、
ここで気を付けないといけないのがその薬です。
シロアリの薬は非常にきついもので、人間にも害があるものもあります。
ですから最近は人には影響のない薬があります。
ここでどういう薬を使うかなんていうのは、素人では解りませんし
口頭で説明されても実際にそれを使うかどうか解らないのです。
多少経費分が高くなるかも知れませんが、ちゃんとした工務店に
頼んだ方が良いと思います。
実際にシロアリの駆除をしてもらってから体の調子が悪くなったという
ケースは沢山あります。

今後の話でもすべてそうですが、いくらCMを流しているとか
大きな会社のように見えるところでも、いちいちお宅を訪問してくるような
業者は一般的にはあまり信用できないと思ったほうが良いかもしれません。

こういう業者によくあるのは、カタログのような物は見せるけど
置いてゆかない、渡さない事が多いです。
証拠が残るからです。
それとやたらと早く契約書にサインさせようとします。
この時にも、クーリングオフの事をちゃんと説明しない業者は怪しいです。
見積もりもドンブリ勘定であいまいです。
とにかくそこまでの対応がやたらと早いのが、困ったものでゆっくり
考えさせないように次から次へと攻勢をかけてきます。
焦らせるような業者は危ないですからご注意を。

僕の妻の親はそう云う業者が来ると、
「娘の婿が、建築設計事務所をしていますから相談します。」と
言うそうです。
そうすると殆どの業者は、引くか対応が変わるようです。
皆さんも、嘘でも良いですから言って見たらどうですか?
それとも「知り合いの建築家に相談してみます。」と言うのも
良いかもしれません。

長くなりますので今日は一旦ここまでで、次に湿気対策についてお話します。

繰り返し言いますが、総てがそうだとは言っていません。
ですから、営業妨害だとか名誉毀損だというような苦情は
一切受け付けませんので連絡しないでください。
posted by ツボ at 16:59| Comment(0) | TrackBack(2) | 建築家・設計事務所 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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