窓は、光と風を入れるもの。
と同時景色を眺める物としての役目を持つ場合も有ります。
当然、その逆に見せないと言う場合もあります。
普通の部屋の場合には、建築基準法で最低限の大きさが
決められています。
住宅の場合は、その部屋の床面積の1/7以上の開口面積が
必要とされます。
昔はその大きさズバリでしたが、今は道や境界線との距離、
上に掛かる屋根や庇との距離等で係数を計算する事になり
パッと見では分かりにくくなっています。
余程隣と接近していない限り、普通に見かける窓があれば
大体大丈夫と考えても良いでしょう。
窓にはいくつかの種類があります。
大きさから言って、床から頭の上くらいまである
“掃き出し窓”(テラス窓とも言う)。
これは主にリビングで見かけますが、庭やバルコニーとの
出入りをするための大きな窓です。
腰辺りから頭の上まである“腰窓”。
一般的に良く見かける窓ですね。
床から比較的低い位置までの窓は、“地窓”と言って
和室でよく見かけます。
窓の付近を中心として光を入れます。
反対に頭の上くらいから天井くらいまである窓は、
“ハイサイドライト”と呼ばれます。
これは窓付近より奥のほうに光を入れる窓です。
これらの窓は、光の入れ方だけではなく視線との関係も
大いにあります。
僕がこれらの窓を使う時は以下のようなときです。例えば普通に見たときに隣とかあまり見たくない風景があるとか、庭だけを見せたい場合には地窓を使います。
そうする事によって、坪庭とかだけに視線を集中させる事ができます。
反対に、やはり近くに見たくない、又は、見られたくない
物があって、上を見上げれば綺麗な風景や空が見える場合には
ハイサイドライトを使います。
最後に一番極端な場合の“トップライト”。
これは屋根に窓を付けるもので、一番明るい窓と言えます。
僕もこれまで沢山トップライトを使ってきました。
基本的に人の視線からは無縁になります。
透明ガラスを使えば空を見上げて、青空や星を見る事ができます。
夏場は暑いと良く言われますが、これは作り方や設備、
熱線反射ガラスやペアガラスを使うことでかなり改善できます。
場合によっては水平ブラインドを使って日差しを切る事も出来ます。
当然ただの屋根よりはコストは掛かりますが、
これによって得る物の方が大きいように思います。
簡単に言ってもこれくらいのものがあります。
次回は、形と用途について述べてみようと思います。
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