あったので、ちょいと行って来ました。
金曜日から3日間やっていたようです。
僕が観に行ったのは入選作品ではなくて、新作プレミア上演の
奥田瑛二監督作品「るにん」です。
俳優の奥田瑛二が監督をした第二作目の作品です。
上映前に大森一樹監督とのトークショーがあり、
この映画についての話を聞いてから観ました。
出演は、松坂慶子、西島千博、小沢まゆ他
時代は江戸時代、罪人は八丈島へ島流しになる。
そこで赦免を願い待ち続けている吉原の花魁・豊菊(松坂慶子)と
そこへ新しく流されてきた喜三郎(西島千博)の愛の話。
“島抜け”に成功した実在の人物、佐原の喜三郎の物語を
基に描いた作品です。
ロケの大半は実際に八丈島で行ったというもので、
かなり大変なロケだったようだ。
久しぶりに観る松坂慶子の演技は、その厳しい自然の中で
生き抜く花魁の姿を実に骨太な演技で演じきっていた。
馴染みのない西島千博は、バレエ界ではプリンスとして
注目されている人のようです。
あまり邦画は見る機会がないのですが、久しぶりに骨のある
映画を観た気がします。
上映時間は約2時間半と長いのですが、見終ってそんなに長くは
感じませんでした。むしろもう少しあってもと思うほどです。
初めのトークショーで、大森監督が言っていた「もう少し
詳しく描いても良かったんじゃないか」と言っていた意味が
分かるような気がします。
当初、奥田監督も3時間の映画を作ってやると意気込んで
作ったようですが、3時間では映画館がかけてくれないだろうと
思ってしまい、切り詰めて、切り詰めて2時間半まで
カットして行ったようです。
今となれば、もともとの3時間15分でも良かったかも知れないですね。
関東では既に封切られていますが、大阪では3月の10日から
九条のシネヌーヴォーで上映されるようです。
興味を持った人は、観に行ってみてください。
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