2006年03月14日

WBC日本vsアメリカの誤審

WBC2次リーグの日本対アメリカ戦で西岡のタッチアップに
対して誤審が起こってしまった。
日本国内だけではなく、韓国やアメリカからも誤審だったと
批判されている。
そもそも、このWBCはベースボールの世界一を決める大会と
言いながら、その主導権はアメリカによって握られている。
審判37人中アメリカ人は22人、日本からは1人しか参加していない。
この日本vsアメリカ戦の審判は4人中3人がアメリカの審判。
しかも、主審をアメリカ人が勤めると言う疑問のある構成でした。
サッカーのワールドカップなどでは、対戦チーム双方の審判が
主審を務めることは無い。
WBCの場合は、審判団の構成からしてアメリカの試合に
アメリカの審判が主審を務める可能性は非常に高い。
今回問題となった主審は、17年間メジャーの審判をしていたらしいのだが
今はマイナーリーグの審判である。
世界一の戦いならばメジャーの審判が務めるくらいの方が
良かったのではないかと言う声も出ている。

審判についての批判は、沢山の報道でなされているが
実際この判断が「誤審」と言いきれるのだろうか。
我々は、後からVTRで同じ画面上で検証しているのであって
あの場面でそこまで人間の目で見切れるだろうか。
VTRで見ても本当に紙一重だ。セーフだったのは確かです。
3塁ランナーの西岡選手が、非常に高度な走塁技術でスタートしたことが、
逆に主審の判断を誤らせてしまった。
離塁のタイミングもドンピシャだった。更に、走り出す前に
上半身(特に腕)を本塁方向に向けて飛び出すという彼の
【技】が走り出したと見間違えさせたと言う皮肉な結果になってしまった。

ただ疑問なのは、マルティネス監督が抗議しなかったら
西岡選手の生還を認めていたのかと言うことだ。
メジャーリーグのマニュアルではタッチアップの判断は
球審が行うことになっているらしいのだが、2塁塁審が地番近いところで
見ていてセーフと言っているのを完全に無視してジャッジを
覆すのは如何なものか。
それでは塁審は見る必要など無いではないか。
ベースボールでは審判がルールブックだと言われている。
一旦下ったジャッジが変わる事は無い。
スタジアムにはVTRで西岡選手が捕球後にスタートした様子が
スクリーンにも流れいていたようだ。
あの遅れているという相撲でさえVTRを使ってより正確な
ジャッジをしようとしている。
今後ベースボールのジャッジは考えて見ないといけないのではなかろうか。

そんな事を書いている間に、韓国がそのアメリカを7-3で破って2次リーグ突破に大きく近づいた。

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posted by ツボ at 16:08| Comment(0) | TrackBack(2) | スポーツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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