大阪社会保険事務所が手続きもしていないのに勝手に
保険料の免除や猶予としていた問題が、社会ニュースとして
取上げられた。国民年金の支払い比率を上げる為に分母である
納入者の数を下げる為にしたことです。
支払わなければいけない人の数を下げれば、当然支払った人の
比率は上がります。そして許せないのは、その数字を出す時期が
過ぎたらまた元に戻していた場合もあるということです。
普段は、こうやったら特ですよとか、こうすれば免除できますなんて
殆ど自分から言わないようなくせに、自分らの点数を稼ぐ為なら
頼まれもしないことまでやってしまう。
どうせするなら、収入の少ない人にこういう手続きをして
免除にされたらどうですかと連絡して、それぞれが手続きを
するように仕向けたらいいではないか。もともと、納付書が
送られてきたときに、この免除手続きのことは書いてあるんです。
ただ一般的にそれをちゃんと読んで手続きをする人は限られている
のではないだろうか。知ってる人だけが得をすると言った感じです。
社会保険庁は、納付率を上げるようにと指導はしたが
ルールを破ってまでしろとは言っていないというコメントを
発表し、当該の大阪社会事務所は発表した3万7千人以外には
ないと言い切った。
同様のことは長崎・京都・東京でも見つかっている。
年金保険料の未納者は、大阪は全国でワースト2です。
これを少しでも良く見せようとしてやったのでしょうが、
一時の誤魔化しを考えるよりも、根本的な改善策を考えた方が
良いでしょう。それには国レベルでの国民年金制度や無駄使いなどの
改革が必須でしょうけども。
ある意味で今回行ったことは、収入が少なく保険料を支払うのが
苦しい人に対して良いPRになったのかも知れません。
これからはもっと困っている人たちの手助けになるように
動いて欲しいものです。知恵はそっちに使ってください。
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