急に何かを見つけたかのように車道の方へ走って手を挙げた。
丁度タクシーが通りかかったので、タクシーに乗ろうとしたのかと
思えば、目的はその後ろにいたパトカーだった。
停まったパトカーは助手席の窓を降ろしてお巡りさんが顔を
覗かせて「何だ?」と言う表情。
そこでその男の子の第一声が
「あんなぁ〜〜〜・・・・」
僕も用事があるから聞いているわけにはいかないが、タイミング良く?
そんな場面に出くわした。
その後も道か何かを聞いているようで話をしていた。
警察にヘエコラしろとは言わないが、人に道を尋ねる時、
ましてや年上の人に対してタメグチは無いだろう。
「近頃の若いもんは・・」などとは言いたくないが
言葉使いが全くなっていない。
若い子たちは言葉が乱れていると言われると「使おうと思ったら
いつでも使える」とうそぶくが、使おうと思った時だけじゃなくて
こういう日常的に必要な時に使えなければ使えるとは言わない。
最近は子供達を甘やかして、こんな場面でも注意する人もいない。
益々言葉がないがしろにされてきている。
省略・短縮、確かに結構。
でも、マナーだけは忘れてはいけないのだ。
タメグチで良いのは、友達だけにしろ。
知らない人には、敬語までは良いから丁寧語で話すように
してくれないかな。
常に人に対しての思いやりや尊敬は忘れてはいけない。
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