前日のショートプログラムでは、浅田真央に続いて2位だったが、
フリーの演技で1位の浅田真央がジャンプを2回不成功に終わり
制裁を書いてしまった。アメリカの世界選手権女王だった
キミー・マイズナーは素晴らしい出来で浅田を抜いてこの時点で
1位になったのだが、その後で登場した安藤美姫はノーミスで
演技を終わり自己最高得点を20点も上回る高得点で見事
逆転優勝を果たしたのだ。
この日のミキティーの演技には、鬼気迫るものがあった。
多少硬くも見えたのだが、得意とするジャンプも4回転は封印し、
確実に決めていった。もともと体が硬いと言われていたところを、
演技とポーズで補ったように思えた。見ていて無理がなく
自然に見えたのは練習の成果だろう。
特別な大技はなかったが、その完成度にこだわったような演技は、
見る者をひきつけその世界に引き込んだ。
オリンピックで思うような演技が出来ずに悔しい思いをした事が
今日の演技に繋がったのだろう。
チャリティーを目的に始めたホームページも、2回目のトゥインクルバンドの寄付を終えた時点で一旦休止した。
マスコミに騒がれ、募金活動も売名行為のように言われたりもしたが、
学生生活と一回止めようとしたスケートに集中するための
決断だったのだと思う。
その結果が今日の優勝に繋がっているのだと感じた。
今後まだグランプリシリーズは続いて行くのだが、この勢いを保って
総合でも優勝して欲しいと願います。
今日はショートプログラムの時のような“ミキティースマイル”は
見られなかったが、やはり安藤美姫には笑顔が似合う。
負けて一皮剥けた安藤美姫。
今までとは違うミキティーがそこにいた。
ずっと笑顔が見れる事を期待しています。
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