石原都知事の3選が濃厚かと思っていたところに、突然のように
建築家の黒川紀章氏が名乗りを上げた。
黒川紀章氏の作品としては、大阪では先頃取り壊された
心斎橋タワー(ソニービル)や国立文楽座、そして今も建設の
続いている大阪新府庁舎及びその周辺の施設郡などがあります。
東京には、ワコール麹町ビル、六本木プリンス等、美術館では
広島や和歌山等、数々の建物を手掛けており最近では
中国での活動が目立っていました。
奥さんが若尾文子さんと言う事もあって、政財界や芸能界との
繋がりもかなりあったようだ。
今回の都知事選の立候補には、若干疑問の残る点がある。
自身のHPに15の公約が書いてあるのですが、そのトップのある
1)石原都知事が立候補を辞退しない場合には、都知事選に立候補する。
2)無所属(どの党からも、推薦されれば受ける)で出馬。
ここのところの意味がわからない。
その後の公約には、建築家の目から見た都市の再生を図るような
事が述べられている。これはこれで、推進出来れば良い事だと
思うような事を言っているのに、何故石原都知事が出馬を
辞退したら自分も出馬を取り止めるのか。
黒川氏なりのビジョンを持って都政を変えてゆけば良いのではないか。
更に党を選ばず推薦されれば受けるというのも理解しがたい。
自らの政策に一番良い党と組むべきで、どこでもと言うのは
おかしくないのだろうか?
推薦する=公約に全面的に賛成
と言う図式の元に言っているのだろうか。
いずれにしてもはっきりしたビジョンを持ち、政策論議を
戦わせて有意義な都知事選にして欲しいものです。
大阪府知事選挙でも、もう少し内容で盛り上がる事を期待しています。
最近太田知事が失速してきたような気がするからね。
大阪は、府も市も大赤字財政だからちょっとやそっとでは
立ち直れないでしょうが、将来に希望の見える街にして欲しいですよ。
都知事選に、絡めて大阪の愚痴をこぼしてしまいました。(苦笑)