その夜には日本でも現長崎市長が銃によって殺されると言う事が
起きてしまった。
そして今日もまた銃を持って立て篭もるという事件が起きた。
アメリカだけではなく日本も銃犯罪が頻発するとは。
アメリカでは、銃による殺人事件が年間1万件くらいあるようだ。
更に、自殺なども加えると銃によって命が奪われるケースは、
年間3万人を超える。
それでもアメリカは銃規制を出来ない。
全米ライフル協会が反対しているからだ。
スポーツや趣味としての、射撃や狩りは良いと思うのだが、
護身用と称して誰でも簡単に銃が持てると言うのは、そこまで
必要なのだろうか。
当然日本と違って、銃が氾濫しており、既に多くの人が持っている
背景はあるだろうが、隣のカナダでは、銃を販売する前に
実際に撃ってみてその線状痕を記録しており、購入の際には
買った人の登録をしているそうだ。
こうする事によって、実際に銃が犯罪に使われた場合に、その線状痕でもって誰の銃かを特定できる仕組みになっている。
この結果、カナダでは銃による犯罪は激減したそうだ。
ところが、こんな簡単なことをアメリカではできないと言う。
個人の自由や権利を履き違えているのではないか。
まるでBSEの時の牛の管理ができないと言う理屈と同じではないか。
相手が銃を持っているから自分も持つ。
可能性があるから、それを防ぐための防衛手段だ。
何か一つスイッチを早く入れてしまったのではないだろうか。
群集心理と同じように、誰かが先に手を出してしまうと、
それまで列を作って並んでいた人たちが我先にと押し寄せてしまう。
誰かがアメリカ人と言うのは、非常に臆病な人間だと言っていた。
自信に満ち溢れ散るようで、その実陰では脅えている。
もっと大国としてアメリカが堂々と悪に立ち向かって行って欲しい。
正義が何より大好きなアメリカ人。
そのプライドは何処に行ってしまったのだろうか。