2007年09月19日

古田が去る

ヤクルトの古田敦也選手兼任監督が今期限りで辞めることになった。
監督の辞任が伝えられたばかりで、選手としても引退することになった。
今年は殆ど試合に出る事も無く、肩を痛めているのが原因でしょうが、
実際選手としては惜しい人材です。

古田といえば、野村監督に見出されてキャッチャーとしては
当時日本で一番のキャッチャーでした。
野村ID野球を引き継ぎ、相手チームからは本当にいらしい存在
だったことでしょう。
キャッチャーとしてだけではなく、バッターとしても4番を打ち、
首位打者も獲得するくらいの好打者でした。

ヤクルト黄金期の後は、チームの中心的存在として活躍し、
チームだけではなく野球界にとっても重要な選手でした。
パ・リーグ再編問題では、選手会の代表としてオーナーたちとやり合って、
今の東北楽天の形で残すことに尽力した。
試合を行いながらの交渉は、結果的に古田の選手生命までも
縮めたのではないだろうか。
決定的なのが兼任監督の役目だ。
ただでさえ神経を使うポジションのキャッチャーをやりながら
監督業をこなす事は難しい。
野村監督の時代と違って、今は緻密なデーターを基に戦っている。
当然選手としても成績は落ち、それがチームに影響を及ぼして
チーム成績も下がる。ある意味でわかっていた結果ではないのか。

選手としてやりきっていない古田の悔しさは、はたから見ていても
十分伝わってくる。それが今日の会見での涙に繋がったのでは
ないだろうか。
選手としての引退がボケてしまい、監督としてチームの不信で
自任する事になってしまった。
本当に悔しい思いで一杯だろう。

ここまでの古田選手(あえて選手といわせてもらう)の活躍に
感謝の意を表したい。
暫らくは現場を離れて、自分を見つめなおす時間は必要だろうが、
必ずまた現場に戻ってきて欲しい選手である。
まだ試合は残っているが、ここまでありがとう。お疲れ様でした。
posted by ツボ at 23:34| Comment(0) | TrackBack(0) | スポーツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック
にほんブログ村 住まいブログ 住宅設計・住宅建築家へ ←にほんぶろぐ村 住まいブログに参加しています
坪内優建築設計事務所のHPへ 【坪内優建築設計事務所のHP】
ブログのトップページへ