その競争に乗り遅れたといわれていたSONYが、一気に巻き
返しに出てきた。
今年は、薄さ競争が激しく各社とも1ミリを争うほどになっている。
液晶では、厚さ20ミリとか19ミリでの争うとなったが、
ソニーの発表したテレビはそれを遥に凌ぐ厚さ3ミリだ。
これは「有機EL」と呼ばれるのもので、液晶のように
後からライトを当てて光らすのではなく、電気を通す事によって
そのものが発光するようなのだ。
「有機EL」と呼ばれる粉末が電気を流す事により発行する。
この技術を使えば、将来的にはテレビは紙のようになり、
丸めて持ち運ぶ事も可能になる。曲面に映像を映し出す事も出来る。
昔、そんなものが出来るという話は聞いた事があるが、
ついに商品化された。
しかし、まだ開発段階で価格は液晶やプラズマには及ばない。
この技術を応用すれば、受像機としてだけではなく、スクリーンとして
壁にも応用できるだろうし、使い方はいろいろ考えられる。
勿論他社も開発しているところで、将来的には完全に壁の一部として
テレビを嵌め込む事が出来るのだろう。
例えば、壁の柄を映し込んでしまえば、パッと見には壁に見えて
いたところに、突然映像が浮かび上がるなんていう事も出来るだろう。
技術大国日本が蘇るのだろうか。
今後の開発も楽しみだ。