都知事選などに突然出馬し、意味不明のパフォーマンスをしたりで、
黒川氏をよく知らない人から見れば変わった人に見えただろう。
しかし、黒川氏が残した建築作品は今見ても時代を超えたものがある。
後期は、海外での活動の方が多く国内では目立ったものは
少なくなってきたかも知れない。
政財会との関係も深く、少し純粋な建築家からはずれてしまった面もある。
都知事選の時などに見る黒川氏の顔は、以前に比べ妙に痩せており、
7月の参院選では表情が無いように見えた。
考えてみれば年齢的にも高齢になっていたが、おじいちゃんに
なってしまうような人ではないので、健康状態がちょっと心配された。
心不全と言うことなので、突然の出来事です。
村野藤吾・丹下健三氏の後の時代を牽引していた人の一人であった。
最後の選挙騒ぎがなければと残念ですが、黒川氏の作品は
今でも輝いていると思います。
黒川紀章氏のご冥福をお祈りいたします。