とにかく凄いとしか言えないものでした。
何が凄いって、ビョークの歌声。
CDでは聞いていたけど、生の声は想像以上にパワーがあって、
言葉を超えて聞く者の心を揺さぶりました。
本編の話は長くなるし、ちゃんと書かないと伝わらないので
明日にしますが、そのライブの感想をまずは書いてみましょう。
今回のツアーは、最新のCD「Volta」のライブだったので、
どれ位前の曲を歌ってくれるか心配でしたし、ブラスを中心とした
編成だったために、アレンジがどうなるのか、ブラスにあった曲を
中心とするのではないかと思っていました。
ところがそんな心配は、すぐに吹っ飛びました。
アレンジも見事な物で、ブラスは一つの楽器と言うくらいに
溶け込んでおり、ある意味ベストアルバム的な選曲でした。
そして、何よりビョークの声が全面に出れば、どうやったって
ビョークになるんですから、関係のないことだったんですね。
体全体に響いてくる重低音にも負けないビョークの声は、
ホール全体に拡がって世界を作っていました。
音響的には響かない、デッドなホールのはずの大阪城ホールが
響き渡り、あの大きなホールが巨大ディスコのような雰囲気になった
時もありました。
静かに歌い上げる曲あり、圧倒的なパワーで向ってくる曲もあり、
みんなが一緒に踊り狂う曲もあった。
90分と言う、最近のライブでは短い時間だったけど、十分に満足し、
終った後にはみんな言い意味での脱力感で一杯のライブでした。
音と光とを巧みに操りながら、一気に駆け抜けて行ったビョーク。
次にライブが見れるのはいつだろうと待ち遠しくなった。