2008年09月04日

総理までが人のせい

突然辞任表明した福田総理。
会見の中で、上手く行かなかったのは「ねじれ国会」で
野党がことごとく反対したからだと言った。
もともと「ねじれ」ているのではなく、国民が「ねじれ」させたのだ。
与党の考え方と違うから反対するのであって、すべて賛成するのなら
野党なんて必要ない。
その野党が反対して、法案が通らないから「野党のせい」と弁明する
総理大臣は情けなさ過ぎる。

少し前の事になるが、地下鉄のホームで電車を待っている時に、
改札付近で怒鳴り声が聞こえてきた。
振り返ってみると、そこにはおじいさんの姿が。
よくわからないのだが、どうもタッチするカードのやり方が悪くて
改札機に引っ掛かっているようだ。
何回やっても上手く行かず、それで怒って駅員を呼びつけていた。
駅員が、そのカードを借りてやってみると上手く行った。

それでお礼を言って終るはずなのだが、おじいさんのお怒りは
収まらず、今度は自分でやろうとする。
もう通っているからそのまま入れば良いと駅員が説明しても、
「お前が悪い」「このカードが悪い」「機械が悪い」と
引き下がらない。
とにかく自分のやり方が悪いのではなく、すべて廻りが悪いのだ。
人から、物から、自分以外のものが邪魔をする。
そう云った考え方をしているのだろう。

上手く行かない事や、失敗するのは誰かのせいにする人が増えている。
そんな考え方では進歩は無いだろう。
情け無いを通り越して、可哀相になってくる。
posted by ツボ at 20:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 独り言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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