会見の中で、上手く行かなかったのは「ねじれ国会」で
野党がことごとく反対したからだと言った。
もともと「ねじれ」ているのではなく、国民が「ねじれ」させたのだ。
与党の考え方と違うから反対するのであって、すべて賛成するのなら
野党なんて必要ない。
その野党が反対して、法案が通らないから「野党のせい」と弁明する
総理大臣は情けなさ過ぎる。
少し前の事になるが、地下鉄のホームで電車を待っている時に、
改札付近で怒鳴り声が聞こえてきた。
振り返ってみると、そこにはおじいさんの姿が。
よくわからないのだが、どうもタッチするカードのやり方が悪くて
改札機に引っ掛かっているようだ。
何回やっても上手く行かず、それで怒って駅員を呼びつけていた。
駅員が、そのカードを借りてやってみると上手く行った。
それでお礼を言って終るはずなのだが、おじいさんのお怒りは
収まらず、今度は自分でやろうとする。
もう通っているからそのまま入れば良いと駅員が説明しても、
「お前が悪い」「このカードが悪い」「機械が悪い」と
引き下がらない。
とにかく自分のやり方が悪いのではなく、すべて廻りが悪いのだ。
人から、物から、自分以外のものが邪魔をする。
そう云った考え方をしているのだろう。
上手く行かない事や、失敗するのは誰かのせいにする人が増えている。
そんな考え方では進歩は無いだろう。
情け無いを通り越して、可哀相になってくる。