小田美礼さんが、ソロとして活動を開始した。
ライブ好きの一人のお客さんが企画している「音灯り」というライブ。
今回で3回目となる。
その「音灯り」に小田美礼さんが、オープニングアクトとして参加。
初めてのソロ活動と言うことになる。
この日は、第九のレッスンの日と重なっていたけど、ソロデビューなので
行かないわけにはいかないでしょう。
第九レッスンの方はサボって、いや、早々に抜け出して
ライブ会場に駆けつけました。
何とか開演に間に合いました。
ギリギリになりそうなので、少し押し気味にお願いしますと言ったのを
考慮してくれたのかわかりませんが、実際に10〜15分押しで始まった。
もしそうだったのなら、後に控えていたバンドさん達ゴメンナサイ(笑)
BGMが消え、照明が暗くなる。
客席後方からメンバーが入って来た。
ソロと言っても、一人でギター片手と言うのではなく、
今まで通りバックメンバーもいる。
ドラムは、フランボワズの時のドラマーで、ギターとベースは
新しい人だった。
本人曰く、まだリハビリ中と言う事で、唄ったのは2曲だけ。
フランボワズ時代の物と、新曲だった。
アレンジを変えて、バックは小田さんの歌を邪魔しないように
演奏していたような気がする。
フランボワズの時は、堂々とした感じだったが、やはり初めての
ソロと言う事で、かなり緊張していたようだった。
MCも、今まではベースが淡々とシュールなMCをしていたのだが、
今度は自分が喋らないといけないので、これからは勉強して行かないと
いけないところでしょう。
もともと静かに喋るタイプなので、松浦亜弥のような弾け方は
期待するほうが無理です。(笑)
独特の世界観を持ち、類稀な声を持っている彼女ですから
慣れてくれば素晴らしいライブを聞かせてくれるでしょう。
久しぶりとは言え、歌は以前と変わりなく素晴らしかった。
その後に出てきた本メンバーの4組よりも、歌唱力は勝っていました。
会場でもらった新曲「左目」のCDを、帰ってから何回も聞いていると、
細かいヒダが見えてきて、彼女らしい優しさを感じる。
バンド時代の後半は、ギター担当がバンドらしい曲作りをする事が
多くなり、次第に小田さんのカラーが薄くなって来ていた。
それはそれで面白い面もあったのだが、ソロになり原点に返ったような
彼女の姿がある。
次はまた何時になるのか分からないけど、ずっと追い続けていたい
ヴォーカルです。