2008年11月10日

筑紫哲也氏が死去

「NEWS23」のメインキャスターとして活躍されていた筑紫哲也氏が
7日肺がんの為に亡くなった。

数日前の事なのに、何故かずっと前の事のように思える。
不思議な感覚だ。

筑紫さんは、約1年半前に番組の中で自らの癌を告白し、
闘病生活をしながら時々番組にも登場していたが、今年春に
キャスターを降板した。

白髪でダンディーだった。
多少お年を召して、口元がおじいちゃんになったなとも思ったが、
言葉の鋭さは健在でした。

番組の中の「多事総論」のコーナーは、そのときに筑紫さんが
思っている事を、番組や局と関係なくはっきりとした
考えを述べておられた。
そこに、やっぱり筑紫さんはそう考えているんだと
ホッとする事もあった。
常に自分の考えを示し、周りに流されない報道者としての姿には
感心させられる。
かと言って、周りの事をまったく無視するのではない、
そこにはいつも愛情が有り、正義があったのだ。

今でも思い出すのは、近くという事もあるだろうが、
阪神大震災のときにいち早く現場に入り、被災者と同じ場所で
自分の足で歩いて体で感じていた。
その後、ずっと震災の日に現地に行って、少しずつ立ち上がって行く
神戸を見守ってくれていた。
表面的に報道するのではなく、本当に自分の信念で報道していた。

一時は、癌もかなり征圧したような話だったのだが、
結果的には番組復帰は出来なかった。
抗癌剤のせいだろうか、帽子を被って時々出てこられた
筑紫さんの姿に、頑張ってと声をかけた。

友達も多く、お酒が好きで、ヘビースモーカーだったそうだ。
癌とわかってからは、タバコもキッパリとやめられたようです。
若者とも多く語り合い、映画や舞台などにも行っていた。
厳しさと優しさを合わせ持ち、本質を知ろうとしていた。

朝日新聞の記者から、テレビのキャスターへと転進した。
先駆者として駆け抜けて行った筑紫さん。
報道番組のあり方を示してくれていた。

本当に残念ですが、今はただ筑紫さんのご冥福をお祈りいたします。


posted by ツボ at 18:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 独り言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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