7順目の指名で吉田えりさん(16)を指名した。
吉田さんは、神奈川県の高校2年生。
「神戸9クルーズ」は、当然神戸にあるので2年生までは
神奈川で学校に通う。
その後神戸に移り定時制高校にでも通いながらプロ野球選手として
頑張って行きたい意向だ。
女性の野球選手としては、欽ちゃんの「茨城ゴールデンゴールズ」の
片岡安祐美選手がいるが、プロ野球から指名を受けたのは
初めてとなる。
女性初と言うのは、茨城ゴールデンゴールズは、ノンプロと
なるからですかね。
ちょっとそこのところは、よくわかっていないので申し訳ないです。
吉田えりさんは、ピッチャーであり、しかもアンダー気味のサイドスロー。
これってまさに昔見ていた水島新司の「野球狂の歌」の
水原勇気そのもの。
事実、吉田さんはこのマンガを読んでいたと言うからそのまんまです。
水原勇気が投げるのが「ドリームボール」
吉田さんが投げるのは「ナックルボール」
ナックルボールも、どう動くか予想がつかないという点で、
「ドリームボール」と言えるだろう。
彼女は、中学生の時には1塁手だったようですが、メジャーの
ウェークフィールド(レッドソックス)が40歳を過ぎても
投げているのを見て、このボールは力が無くても投げれるんだと思い
自分も投げれるかも知れないと思ったらしい。
そこでピッチャーに転向した彼女は、ナックルボールを武器に
見事プロ野球から指名を受けるほどになった。
握りも普通の握りではなく、自分にあったように変えているようで、
その閃きと努力は素晴らしい物があります。
水原勇気などは“夢のまた夢”と思っていたが、“夢は実現する為に有る”
と言う言葉を示したのだ。
ここから更に、12球団に入って活躍する事も夢ではなくなってきている。
ピッチャーと言うのも可能性がある。
残念ながらゴールデンゴールズの片岡選手の場合は、内野手なので
プロ野球の男性と比べると難しい物がある。
しかし、ピッチャーとなればバッターを抑えれば良い。
特に、パ・リーグの場合は指名打者制なのでバッティングは必要ない。
つまり打つ方の力が無くても、投げる方だけでいけるのだから
十分可能性がある。
まだ年齢的にも若いので、良いコーチについて練習すれば
伸び代も大きいのだ。
数年後に、吉田さんがプロ野球12球団の何処かのチームに入り、
マウンドに立つ姿を見てみたいものだ。
有り得ないと思っていたものに、風穴を開けることはとてもワクワクする。
応援して行きたいものです。