僕にとっては初めてのサイモン&ガーファンクル。
中・高校生の頃に聞いていたあの歌声が聞けるとあって、
いそいそと行って来ましたよ。
京セラドームに着くと、やはり年齢層は高い。
大体40代後半から50代、60代位でしょうか。
若い世代は殆どいないコンサート。
ここは、「ライブ」と言わず、敢えて「コンサート」と呼ばせてもらいます。
みんな楽しみにしていたのでしょう、早目から来て席についていました。
今か今かと待つうちに、場内が暗くなり昔からの映像が流れて
歴史を振り返ります。
ゲンダイへとつながった時に二人の登場。
オープニングは「Old friend〜Book End」
ちょっと意外でしたが、ピッタリの選曲でした。
パンフレットの裏表紙にも「Old friend」と書かれていたようで、
懐かしい友との再会
と言ったところだったのでしょう。
有名な曲はやってくれると思ったけど、僕が密かに好きな
「冬の散歩道」は季節が違うから無理だろうと思っていたら、
いきなり2曲目にやってくれた。
ビックリでしたが、ノリの良さで選曲したのかも。
すっかり青春時代に帰ってしまったようで、コンサートと言うより
同窓会
に来たような錯覚になりました。
久しぶりに再会した友と
「お前も変わらないなぁ」
「でも、やっぱりちょっと老けたか?(笑)」
「そう云うお前も、少し頭が薄くなったじゃないか(爆)」
そんな会話が聞こえてきそうな感じでした。
同窓会で、昔バンドを組んで唄っていた友達が、久しぶりに
みんなの前であの頃に作った歌を歌っている。
みんなもそれを覚えていて、あの頃に戻って楽しんでいる。
そんな感じがした不思議なコンサートでした。
でも、ただ昔を懐かしんでいるといった回顧的なものではなく、
今でも頑張っているじゃんと言う、新鮮な感動も伴っていた。
次々にでてくる曲が、すべてヒット曲メドレーで、本当に懐かしい、
でもアレンジが大人になってるじゃん(笑)
ってな感じで、楽しんでいた。
がっ!
ふとした瞬間に、
「この曲が生で聞けるとは思ってもいなかった!」
などと、当たり前な馬鹿なことを思ったりで
不思議な感覚に陥りました。
正直なところ、青春時代に聴いた音楽が、今こうして再び聴ける
なんていうことは、あまり考えてみた事も無かったです。
最近は、誰それが再結成など言うことはよくあるのですが、
大抵は昔の面影は無くなって、今でも頑張っているカッコイイ
オジサン達と言うグループが多い。
でも、サイモン&ガーファンクルは殆ど昔のまま。
多少ビジュアルは老けていますが、後のスクリーンに映し出された
今の姿が、ふとした時に昔の映像と重なって見えたりした。
それほど変わりないハーモニーと完成された音楽を醸しだしていた。
ガーファンクルが一生懸命MCを勤めて「おおきに!」を
連発していたのが、何とも可愛らしかったです。
「ワタシタチハ、ニホンヲ、オデンシマシタ。。。」
「???」
と思いながら、アルファベットを考えると
「オウダンシマシタ(横断)」だったのではないかな?
ちょっと惜しかったですね(笑)
久しぶりにちゃんと座って音楽をじっくり聞けたコンサートだった。
みんなの年もあるけど、やっぱりちゃんと歌を聞きたいと言う
気持ちがそうさせたのではないでしょうか。
何と言っても一番聞きたかった
「明日にかける橋」を
コンサートのラストに持ってくるのは反則でした。
みんな堪えきれずに立ち上がってのスタンディングオベーション。
ずっと我慢してきた気持ちが一気に爆発した感じでした。
こうなると押えは利きません。
アンコールの嵐で引き下がらせないです。
ボルテージは最高潮!
ここからは待ちに待った「サウンド・オブ・サイレンス」やら
「ボクサー」「いとしのセシリア」などのヒット曲。
終らないから繰り返しやったりで、最後はみんなでコーラス。
毎日放送が入っていたのでカメラに向ってガーファンクルが
ヘロヘロになった顔で訴えかけながら退場しました。
オッチャンもオバチャンも、サイモン&ガーファンクルも
みんなが楽しく遊んだ夜でした。
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最高でした。最初から目がウルウル、気分は高揚、「明日に架ける橋」では流れる涙が抑えられませんでした。最後はスタンディングで手拍子、最高潮でエンディング。
忘れられないコンサートです。本当に行って良かった。
これで最後になるかどうかは別にして、とても良いコンサートだったと思います。
ずっと聴き入っていたから、最後の会場の盛り上がりが余計に大きくなったのかも知れませんね。
大人のコンサートと云った感じで、僕にとっても忘れられない一つになりました。