いつも大変暑い時期なので、選手だけでなく応援する人も
熱中症とかに気をつけて、良い夏の思い出を作って欲しいですね。
さて、最近の高校野球でちょっと気になる事があります。
それは応援のやり方です。
昔は、それぞれの応援団が交代に応援合戦を繰りひろげ、
順番に盛り上がっていた物でした。
ところが最近の応援は、相手の攻撃の時にもやっている。
応援は、自分のチームが攻撃をしている時にやっていた。
それが暗黙のマナーだったと思う。
プロ野球の私設応援団は、今でもそれを守っており、自軍の攻撃が
終ると球団旗などはたたんで静かにしている。
声援はするものの、組織的な声援や、鳴り物などは基本的に使わない。
ストライクが入ったり、相手がアウトになった時には瞬間的に
するくらいだ。
ところが最近の高校野球では、相手の攻撃の際にも相変わらず
ブラスバンドが演奏をし、応援団はエールを送っている。
更に、ピッチャーが投球する際には「ウ〜〜〜〜〜!」などと、
まるで相手のバッターに呪いでもかけるかのような声を出す。
これは相手に対する敬意も何も無く、自分達が良ければという
発想のように思える。
言い方は悪いのだが、多分これはサッカーの応援を真似て
やり始めたように思う。
サッカーは、先行・後攻と言うものは無く、常に両チームが
攻撃と守りを繰り返しているから、絶えず応援するしかない。
声も常に出していて、「ワ〜〜〜〜!」と言う声援は当たり前だ。
このサッカーの応援が悪いのではなく、これをルールの違うスポーツに
持ってきた事がおかしいのだ。
基本的に点取りゲームなので、攻撃をする時がメインだ。
守備の時には、まったく静かにしていろとは言わないが、
祈るような気持ちで零点に抑えてくれと思うものだ。
どちらがメインの場面かと言えば、攻撃している方がメインだと
言う事を考えれば、攻撃側の応援を優先するのは当たり前ではないのか。
応援したい気持ちは分かるのだが、スポーツとして見る時には
マナーは守って気持ち良く見たいものだ。
以前、高野連からも応援の仕方について要請があった事がある。
今年の甲子園は、みんなが気持ち良く見れ、爽やかな高校生の
大会になることを望みます。
相手側の応援もしっかり見て、それに負けないように次はこちらも
頑張るというような、素晴らしい応援合戦を見てみたいです。
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