なりましたね。
南米では、初めてのオリンピックとなるので、ブラジルでは
みんな喜んでいることでしょう。
本命視されていたシカゴ、決め手が無いと言われていた
東京・マドリード・リオの4都市が最終選考に残ったのだが、
1回目の投票でいきなりシカゴが落選、2回目で東京が落選と、
大都市が相次いで落選した。
そして、決戦の3回目でリオへの五輪招致が決った。
実は、僕は個人的には東京・マドリードは有り得ない。
シカゴは有力だろうが、オリンピックの精神からすれば
リオになって欲しいと思っていた。
政治的な物がうごめいているIOCには、嫌気もする感じだった。
政治の力が大きい所、お金を持っている所出なければ招致出来ない
かのような雰囲気が漂っていた。
これを突き詰めて行くと、大都市でしかオリンピックは開けない
ことになってしまう。
五輪マークは、五大陸を表しているにもかかわらず、
オリンピックが開かれたのはユーラシア・北米・オーストラリアの
三大陸だけだ。
南米・アフリカは、経済的な事や治安・インフラ整備などの理由から
これまでは開かれなかった。
そういう意味で、今回は南米のリオデジャネイロで開く事が
オリンピックの新しい一歩となると思う。
勿論、治安やインフラ整備の問題は抱えている。
しかし、2014年には熱狂的なファンが集まるサッカーワールドカップを
開くことになっているのだから、ある程度整備されて行くと思える。
前回が北京で、次回はロンドンでオリンピックが開かれるのだから、
続けて東京やマドリッドで開くことは考え物だと思う。
今回の決定は、妥当な物だと思います。
これからは、それぞれが多くのお金をつぎ込んで招致合戦を
繰り広げるよりも、それを基金として集めて選考された都市の
整備に当てたらどうなのだろうか。
選考方法は、どうしても政治力が影響しそうなのだが、
現在の選考委員たちが決めるのも同じだろう。
無駄になってしまうお金を、開催地へつぎ込むと言う新しい方向へ
移行することは難しいのだろうか。
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