僕はマウンテンバイクに乗っています。
ただ、街中を走るにはタイヤが太くて重たいのが難点。
そのタイヤが破れて中のチューブが覗いているのを発見しました。
これはタイヤの替え時かなと思い、近くの自転車屋さんに
行って替えてもらおうと思いながら走っていました。
前を行くマウンテンバイク。
服装もちょっとそれなりの感じで快走しています。
ちなみにあの人はどんなタイヤなんだろう。
何故かそれをチェックしてみたくなりました。
同じようにマウンテンバイクで走っている人を見ると、
何となく気になるものなんです。
丁度信号が赤になり止ったので、追いついた僕は早速タイヤをチェック。
普通のマウンテン用のごつごつしたタイヤでした。
やっぱりこの人は街乗り用のタイヤじゃないんだ。
こだわりがあるのかな?
とその時
自転車を降りてズボンのポケットから空のポテトチップスの袋の
ような物を取り出しました。
(・−・)・・・ん?
何をするんだ?
その青年は、おもむろに道にポイ捨てされたタバコの吸殻を拾い上げ、
その袋に入れていきました。
それからもその辺りに落ちているゴミを次々と拾って、その袋に
入れているのです。
タバコの吸殻だけでなく、小さなゴミのような物まで拾っていました。
信号が変わって青になっても、ゴミを拾い続けていました。
ほんとにビックリ。
そして、その光景が本当に自然でカッコイイ。
普通ゴミが落ちていても、見て見ぬ振りをして通り過ぎる事が
多いと思います。
拾ったゴミを捨てるところも無いから拾わない。
この発想が逆だったんです。
ゴミを入れる物を自分が持っていれば、ゴミを拾えるんだって。
ずっとゴミを拾わなくても良い。
この青年のように信号で止まった時、自分が気がついた時に
ちょっとだけでも、みんながゴミを拾い始めたら、どんなに
街が綺麗になることだろうか。
とても良い光景を見たと、僕も嬉しく、気持ちが清々しくなりました。
これなら誰でも出来るし、やらなければいけないんじゃないか。
僕も見習おう。
そんな姿を見て、また誰かがやり始めれば街は変わって行く。
人の心も変わって行く。
そんな気持ちになりました。
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