地下組織に所属する二人の暗殺者の物語です。
ずっとタブーとされてきた実話に基づく物語のようです。
コードネームは、フラメンとシトロン。
ナチスの占領下で苦しむ中で、レジスタンスに加わった二人は、
イギリスから来る指令に従って、ナチスやゲシュタポに協力する
売国奴を暗殺して行く。
彼らはそれを正義と思っていた。
ゲシュタポのトップを狙おうとするが止められる。
逆に彼らの行動を邪魔に思うゲシュタポから莫大な懸賞金を掛けられ
狙われるようになる。
次第に仲間が捕らわれ処刑されて行く。
組織に内通者がいると考え始め、疑念を持ち始める。
今まで敵と思っていた者から聞かされる言葉。
今まで仲間と思っていた者への疑惑。
戦争の時は、何が真実で、何が嘘なのか。
誰が味方で、誰が敵なのかわからなくなる。
迷いが生じながらも、指令を実行しようとするのだが。。。
彼らは一体何の為に
一体誰の為に戦っていたのだろうか。
結末は、やはり。。。。
戦争が人の心を変え、もてあそぶ。
自分を守るためには嘘もつき、悪にもなる。
英雄とは一体なんなのだろうか。
心理的な戦争の恐ろしさを考えさせられる作品です。
戦争に正義は無い。
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