注目の名護市長選挙で建設反対を唱えていた新人の稲嶺氏が当選した。
開票が行われる前に、既に当選と報道されたので、かなりの大差かと
思っていたのだが、最終集計を見ると約1600票、書く得票数の
約1割の差だった事がわかった。
これを見て、名護市民の出した答えが移設反対だと言えるのか
少し疑問に思うところでもある。
市民の声を聞いていると、13年にも及ぶ長い時間の間に
いろいろな事があり、一概に賛成とか反対とか言えない
部分があるようだ。
賛成の人も、自然の破壊や安全性、米軍兵士による事件等の不安がある。
反対の人も、衰退している地域の活性化や援助金が無くなる事で、
この先街がどうなるのかと言う不安がある。
ただ、公正な選挙による結果としては、反対派の市長誕生で
反対だという事になる。
政権交代した事で、今までの流れを帰られるかもしれないという
期待から、今回は反対が増えたのかもしれない。
今までの選挙では、賛成派になったり反対派になったりと、
微妙に揺れ動く名護市民の心を表しているのだろう。
鳩山政権としてどのような答えを出すのかが注目される。
回答期限を今年5月末までとしてしまったが、果たして結論が出るだろうか。
県外移転とした時には、まだその候補地も表明していない状態では
かなり難しいことだろう。
沖縄の別な場所にした時には、そこの住民に対しての説明も
時間がかかる一方で、連立を組む社民党の反対も予想される。
海外のグアムとなれば、アメリカの意見だけではなく、
金銭的な問題も出てくるだろう。
名護市民の意見は最終的に反映されるのだろうか。
時間が無いという事で、安易な解決方法に走らない事を願う。
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