2010年03月04日

連休分散化案

政府が連休の道路渋滞や混雑を分散化して、観光地の活性化を
計ろうとしている。
突然出てきた「連休分散化案」は、疑問だらけのものだった。

春と秋にそれぞれ5連休を設けると言うのも驚きだったが、
全国を5つのエリアに分けて、順番にずらして連休とすると言う
発想には更に驚いた。
お盆と正月を考えると、四季それぞれに連休が出来る事となる。

もともと秋には2日か3日の連休はあるが、5連休と言う考えは無かったはず。
以前も、成人の日を固定の日とせず年によって変るようになってから、
どうも馴染みのない日となってしまったように、祝日にはもともと
出来上がった成り立ちがある。

ゴールデンウィークは、今までの休みの後から始めると言うもので、
今までの祝日は名前だけ残して休みではなくなるらしい。
そうすると「憲法記念日」は祝日ではなくなるのか?
新しい分散化した休みは何の日?
地域によってカレンダーが変るのか?
まったく意味不明だ。

交通渋滞などは、昔に比べればみんなが分散化してきており、
一部の道路、はっきり言えば東京を中心とする道路が込んでいる状態で、
この分散化で一気に解消する物ではない。
逆に考えると、連休がずっと続くので、渋滞も小さいながら続く事も
考えれるのではないだろうか。
旅行に行くにも、連休を外して言っていた人達は、混雑して、
高い料金を払わなければならなくなるかもしれない。
観光地だけに焦点を絞れば、繁盛する期間が長くなり、
雇用にも繋がると思えるが、それによる経済の停滞も見逃してはならない。

違う地域と仕事をしている場合は、相手側とこちら側で
休みがずれると言う事になり、休みの期間が倍になってしまう。
その間仕事が進まないと言う事にもなる。
力関係に差がある場合などは、相手側の休みが優先されて、
自分の地域の休みに休めなくなり、結局休み返上でやらなければ
ならなくなる事も予想される。

諸外国では、こういう変則的な連休を導入しているところも
あるようだが、そこには根本的な休みに対する考え方の違いがある。
欧米の「バカンス」と言う概念は、本当に浸透して認知されていて、
“働き蜂”と呼ばれていた日本人には受入れられ難い物だ。
これほど時代が変ってきていても、未だに休むということに
罪悪感を感じている民族には難しい。

まず、何のための連休であり、今までの祝日は何なのかと
言うことから議論しなければ、単純に休みを分散化すれば
オールオッケイとなるものではない。
国民がみな納得し、その制度を理解した上でなければ成り立たない。

家族や友人との楽しみを分断するような事で、経済や生活が
活性化するとは思えない。
益々細分化されて行く社会に、国民は振り回され、疲弊して
いくような気がする。

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posted by ツボ at 16:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 独り言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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