今日も、参議院選挙に向けての立候補者の発表があったが、
そのメンバーを見てガッカリしてしまった。
例によって有名人だらけの人気票狙い。
今日は殆どがスポーツ選手。
スポーツ選手が悪いのではないが、そんなにスポーツ選手が
沢山いてもしょうがないじゃないか。
それも、揃いも揃って比例区での立候補。
本当に人気が有って当選すると言うなら、選挙区で出て当選すれば良い。
比例区で人気を当てに投票してもらって、その票数で多くの
比例区での当選を狙っているのだろう。
他にも真剣に政治をしようと思っている人は多いはず。
人気のある人は、目立つから落選させるわけには行かず、
知名度の低い人は比例名簿の下位に回される。
当然と言えば当山なのかもしれないが、本来比例区は党にとって
必要な人を当選させる為に作ったシステムだったはず。
それならば、知名度ではなく順位が決められてしかるべき。
結局、各党共に有名人を揃えて数を稼ごうとしている。
確かに、数は多い方が良いし、それだけ発言力も強くなるのだが、
今はいかにして過半数をとる組織を作るかだけに焦点が絞られて、
肝心な政策が二の次になっている。
まるで、大学入試に合格することが目的となり、学業はどうでも
良いと言った感じに似ている。
衆議院で決まったことをもう一度議論して判断する意味合いが
あったはずの参議院が、殆どその役目を果たしていないような印象を受ける。
以前から参議院の必要性が問いただされているが、ここに来て
本当に必要なのかと疑問を見たざるを得ない。
この人気取りのメンバーでちゃんとした政治が出来るのか
いささか疑問に思ってしまうのは考えすぎなのだろうか。
ちゃんとしている人も沢山いるし、スポーツ選手やその他の有名人の
中にもしっかりとした志を持っている人もいるだろう。
しかし、この安易な人選をしている各党の姿勢は評価できない。
良い意味でどこにしようか迷うような状況になるのだろうか。
益々日本の政治はおかしな方向へと向かっているような気がしてならない。


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