予想できたことでもあるが、いざ本当に辞任したとなると
びっくりした。
小澤幹事長も一緒に退任させたのには、更に驚かされた。
昨日の笑顔で親指を立てたポーズは、このことだったのだろうか。
辞任の理由は、普天間の基地問題を5月中に解決が出来なかった事や
「政治と金」の問題の責任を取ったことになっている。
どちらかと言えば後者の方が大きいのだろう。
しかし、またしても8ヶ月ちょっと言う短命に終わってしまった事が
残念でならない。
小泉首相以後、安部、福田、麻生と次々に首相が変わり、
民主党が政権を奪った今回もその流れは変えれなかった。
もう少し長い目で見るつもりであった鳩山内閣も、相次ぐ失政や
不祥事であえなく終わってしまった。
このことは、国際社会の中での日本に対する信頼を失わせることにも
繋がっていると思う。
ショートスパンで変わってしまう首相や政党の言う事を、
誰が本気で聞こうとするだろうか。
どうせまた暫くしたら違う人間が、違ったことを言い出すんだろうと
思われても仕方が無い。
そうなると、日本の言うことなど適当に聞き流していても構わないと
言うことになってしまわないだろうか。
自民党も民主党もがたがたに壊れてしまい、今の日本で
まともに政策を行える政党は無いに等しい。
その他の政党は、数の論理でまだ力が無いと言う状態だ。
となると、今後の日本は何かをしようと思っても、実現できない状態に
陥ってしまいそうなのが心配だ。
鳩山首相の次に誰を立ててくるのかまだわからないが、
参議院選挙に向けてまたしても政治の空白が生まれるのは必至だろう。
この数年間、日本の政治はいったい何を行ったのだろうか。
しなくても良い事をしたという印象しかなく、やらなければいけないことは
殆どしていないような気がする。
いい加減に、天下取り合戦は止めて、全体で将来へ向けて
進むという方向に進んで欲しい。
壊さないといけないのは、党や派閥などと言った数の論理だけで
物事を決めてしまおうという考えそのものだ。
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