入っていることが確認された。
僅かなガスが入っていたことは既に報道されていましたが、
カプセル内に微粒子が入っていることが、顕微鏡で見つかったようです。
但し、カプセル内には地球上の微粒子ももともと数百個入っていると
思われる為に、これから電子顕微鏡や赤外線などを使って、
地球上の物を排除して行き、『イトカワ』から持ち帰った物かの
判断を行うことになります。
この分析結果が出るのは、8月以降になる見通しです。
判別にあたって、既に着地地点の砂漠の砂などの採取も行われており、
判別が出来るよう準備はしてあります。
目には見えない砂漠の塵などがカプセルに付着していて、
カプセルを変えた時に中に入る可能性もあるからなのです。
その他の地球上の微粒子も、事前に確認されていると思われます。
しかし、本当に小さい物ですから、一つ一つの微粒子の形や
成分などの分析・解析を行うことは気の遠くなるような作業だと思います。
なんとか一つでも『イトカワ』の物と思われる微粒子が出てくることを
祈りたいと思います。
もし、出てきたら、これは世界で初めてのことであり、太陽系が
どのように進化してきたかを探る大きな手がかりとなります。
凡人には想像も出来ない作業ですが、きっと出てくることを信じて
待ちたいと思います。


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