2010年08月10日

3年物のバジル

ハーブの中でも、一番使いやすいものとしてバジルがあります。
バジルは、皆さんがよく知っている葉っぱの大きなスイートバジルと
小さな葉っぱのバジルブッシュがあります。
僕も昔はバジルブッシュも育てていたことはありますが、
今ではその種も見かけないし、やはり大きな葉っぱの方が
良いのでスイートバジルを育てています。

このバジルと言うのは、一般的には一年草です。
春先に種を蒔いて、初夏、夏、秋と葉っぱを使います。

花が咲くと、植物と言う物は種を作ろうとしてそちらに栄養が
行ってしまうので、葉っぱとしての寿命が短くなります。
ですから、花芽を見つけるとすかさず取ってしまい、葉っぱを
ずっと作らせようとします。

ドライにして保存する方法もありますが、冬にも生の葉が
使いたいなと、室内に入れて冬越しをさせたりしていました。
大きなプランターの場合は無理ですが、鉢植えの物なら室内に
取り込むことも出来ます。
でも、今までは冬越しをさせても次の年には終わっていました。

ところが今回のバジルは、元気が良いというか2年目も沢山の葉っぱを
付けてすくすくと育ちました。
秋が過ぎてもそれなりに葉っぱも残っているので、もう一回冬を
越させてみようかと思い、去年も室内に入れて春を迎えました。

バジルが3年目を迎えたのです。
でも、葉っぱはちょろちょろで、すぐに花が咲き、ほったらかしに
していると種を作って枯れて来ました。

もうダメかな。。。。

そう思って、処分しようかと思っていると、妻がいけるところまで
いかせてあげたらと言うのです。
僕は、伸びきっておかしな形になり、枯れかけた姿が痛々しいから
早めに処分してあげようと思っていたのです。

なら、いけるところまで頑張ってみな。
そんな気持ちで水をやり続けていました。

するとどうでしょう。
このくそ暑くなって来た途端に息を吹き返したかのように、
綺麗な葉っぱをつけ始めたのです。

本当に植物の生命力は凄いと感心しました。
あっけなく枯れてしまう物もいる中で、一年草のはずのバジルが、
3年目の夏を乗り越えて元気に育っているのですから。
ある種の感動物です。
その姿は、お見せするわけには行かないほどの不恰好です。
でも、元気に、更に伸びようとしています。
ひょっとすると、このバジル君は多年草化しているのかもしれません。
今年も冬越しに挑んでみようと思います。
無事4年目の春が迎えれるかどうか、楽しみにしておいて下さい。

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posted by ツボ at 10:54| 独り言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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