連日のように真夏日と言う言葉を聞いています。
僕は自転車を使うことが多いのですが、大阪の主婦層を中心にして
使われている大型のサンバイザーには、ちょっと困ることもあります。
昨年あたりから急に流行り出した物で、TVショッピングで
一気に認知されたと思います。
庇の部分が黒いプラスチック製の物で、殆どみんなそれを下げて
顔全体を覆うタイプの物です。
パッと見は顔全体が黒くなっていて、伝染病や劇薬の処理などを
する時に救急の人がつけているような感じです。
これは日差しの眩しさを避けることと、日焼け防止の目的なんですが、
こちらから見ると顔がまったく見えない。
つまり表情が見えないんです。
使う人からすると、それもメリットとなっているのかもしれませんが、
自転車で歩道をすれ違う時などは問題があります。
顔が見えないということは、どこを見ているのかわからないし、
反応もわかりません。
ちゃんと見ている人も多いのでしょうが、よそ見をしていたり、
認識していない人もいると思います。
顔や表情が見えると、相手がこちらを認識しているとか、
何かの時には反応しているのがわかります。
ぶつかりそうなのでビックリしているとか、ぼんやりしているとか、
あらかじめ動きを予知して対処が出来ますが、それがわからないと
言うのは結構怖いものです。
年々日差しがきつくなってきて、日焼けを気にしている人も多い。
日焼け止めを塗っていても落ちて行く。
顔全体をUVカットの庇で覆うことは良い事だと思いますが、
もう少し色の薄い物とかにならないものか。
サングラスでも勘違いしているのは、色が濃い方が目を傷めるということ。
濃い色→暗い
この状態だと瞳孔が開くので、周りから入ってくる紫外線が
目に入りやすくなる。
逆に薄い色のサングラスは、程々に眩しさもあり瞳孔は
あまり開かないので紫外線の影響も少なくなるのです。
サンバイザーは、サングラスよりも顔全体を覆っているので、
周囲から入ってくる紫外線は少ないのでしょうが、濃い色だと
当然周りの物も見えにくくなるし、視界も色に引きずられて
周辺を見ない方になりがちで狭くなる可能性も有ります。
もう少し薄い色の物をメーカーさんが作ってくれるように
希望します。
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