“大阪のおばちゃん”(失礼 愛情を込めた呼び方)の
「三種の神器」と言えば、最後はもう「さすべえ」しかないでしょう。
これは「ビッグサンバイザー」の前からずっと浸透していて、
当たり前のように自転車につけています。
元々は雨の日に傘を差すと片手ハンドルになる為に、これで傘を固定して
雨にも濡れずに両手で自転車がこげると言うアイデア商品でした。
しかし、おばちゃん達はこれを進化させて夏の日傘にも
応用し始めたのです。
日傘を差しておけば、サンバイザーは無くてもある程度は
日除けが出来ます。
サンバイザーも使えばもはや完璧。
夏の日差しなんか怖くない!
道交法の改正で、自転車についても片手運転禁止が厳しく言われて
いた時に、今までひっそりと大阪で普及してきたこの「さすべえ」が
マスコミに取り上げられ全国的にも知られるようになりました。
アイデアとしては本当に優れものです。
でも、やっぱりすれ違いや追い越しの時には少し怖いです。
完全に傘が固定されているので動きません。
と言うか自転車と一緒に動きます。
人が傘を持っている時には、すれ違う時に上に上げたり、
横や斜めにずらして避ける事が出来ますが、「さすべえ」で
固定された傘は避けようがありません。
そのまままっすぐ突っ込んできます。
もし斜めに避けようとすれば、おばちゃんが自転車ごと
斜めにならないといけないから実質無理なんです。
結構ぶつかったり、かすめて行く光景は目にしています。
「そこ退けそこ退け!おばちゃんが通る!」
そんな雰囲気に見えてきます。
道交法では、一応この「さすべえ」は認められていなかったように
記憶していますが、一度使い始めたら止める人はいないでしょう。
これも“おばちゃんの念力”で傘が動くようになれば凄い商品だと
思うのですが、いくらおばちゃんパワーでも無理でしょうね。(笑)
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