金メダル10個を含む、メダル総数23個と大活躍をした。
この結果には、喜び以上に驚きでもあった。
柔道にも、ホームやアウェーといったものがあるのかと思うほどだ。
お家芸と言われながら、まったく勝てなかった時もあれば、
今大会のように殆どの階級で決勝戦に進出し、メダルを取るなど
考えられないような大躍進である。
去年の世界選手権では、男子は金メダルを一つも取れなかったので、
その雪辱だと言うのだが、一年でこんなにも変わる物なのか。
ベテランと若手の新旧交代のようなところも見受けられた。
まだまだ、今大会だけでは決め付けられないが、若手が伸びて
きている事は、日本柔道にとっては嬉しい事だろう。
女子では、杉本美香選手が78キロ超級と無差別級の2階級制覇と言う
快挙まで果たした。
男子でも、補欠的な扱いだった上川大樹選手が無差別級を
制するなど、一番強いとされる階級を独占した事は凄い事だ。
ルールの改正もあり、日本には不利と見られていたが、
結果的には試合が積極的になって、全体として良かったのでは
ないだろうか。
ポイント争いでは無く、柔道本来の技で勝負する試合は、
見ている方としても面白い。
勝敗もわかりやすくなっている。
スポーツのルール変更は、どこにとって有利だとか不利だとかではなく、
そのスポーツが良くなる為に行う事が必要だ。
柔道は、その点では方向を誤らず、きちんと将来の姿を見据えて
いる感じがする。
いろいろと問題を抱えている相撲界も、良い形での変革を
していって、国技とは良いながらも世界に広まる競技には
なれない物だろうか。
柔道を見ながら、ついつい考えてしまった。
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