後押しを受けて、現職の菅直人氏が民主党の党首に決まった。
選挙の前から菅氏の有利は伝えられていたが、終盤で小澤氏の
追い上げがあるという話しも伝わり、蓋を開けてみないと
わからない状態になっていた。
国会議員票では五部五部と言われていたままに、わずか6票差の
412:400ポイントで菅氏がリード。
地方自治体議員党員票でも、60:40ポイントと僅かに菅氏が
リードだったが、一般党員・サポーター票で249:51ポイントと
菅氏が小澤氏を大きく引き離した。
結果として、721:491ポイントで菅氏が圧勝したように見える。
この結果を大差と見るか、大きな差は無いと見るかは見方によって
大きく違ってくる。
議員票はほぼ互角なので、菅氏が指示されたとは言えないと
見る人もいるし、国民の民意を反映した一般党員・サポーター票が
今の国民の声だとして、国民は菅氏の続投を望んだと見る人もいる。
いずれにしても、公平な選挙での結果なのだから、この結果を踏まえて
今後の政府は動いて行く事になる。
次に、組閣の問題が騒がれているのだが、僅か発足3ヶ月の菅政権で
作ったばかりの内閣人事を大きく変える必要があるのだろうか。
共に戦った小澤氏のグループを起用すると言う事は必然なのか。
多少、やってみて変えた方が良いというポストもあるかもしれないが、
大きくはそのまま継続してこれまでの仕事を続けると言う方が
理にかなっていると思う。
小澤氏が当選したのなら人事を変えるということもあるだろうが、
菅氏の続投となればその必要性はあるのだろうか。
総理大臣のみならず、他の大臣もころころ変えることは
無駄な時間と経費を使うだけで、きちんとした仕事が出来るとは思えない。
今は、腰を据えてきちんとした方針を立て、将来に向かって
政策・政治を行っていかなければいけない時だと思う。
これで暫くは、選挙、選挙と叫ばなくても良い状態になったのだから、
文字通り「政治主導」で日本を動かして言って欲しいと切に思う。
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