本格復帰を果たしました。
昨年2009年末に、食道癌が見つかり摘出手術を受け、暫く静養
していた小澤征爾さんですが、約1年ぶりに本格的に復帰しました。
前日のリハーサルを大事をとって休んでいましたが、当日の14日には、
元気な姿で登場しました。
さすがに体力的なこともあり、指揮台に椅子を置いて、
時々座りながらの指揮となりましたが、その姿には気迫がみなぎり、
会場に詰め掛けたファンからは、終演後にスタンディングオベーションで
祝福を受けました。
しかし、結果的には小澤征爾さんは殆ど座らなかったようです。
復帰の初演は、ブラームスの交響曲第一番を演奏しました。
小澤征爾さんは、このカーネギーホールでの演奏を復帰初演として、
他の公演をキャンセルして臨んだようです。
演奏は、気心の知れたサイトウ・キネン・オーケストラだったのも
小澤征爾さんの復帰にかける気持ちの表れだったのでしょう。
日本人の演奏家が活躍している昨今ですが、小澤征爾さんが
彼らを牽引していると言っても過言ではないでしょう。
また来年は、多くの公演で元気な姿を見れることを期待しています。
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