1次リーグB組の日本は、強豪のサウジアラビアに5:0で大勝した。
初戦、格下のヨルダン戦にまさかの1:1引分け。
まだチームがまとまっていないのかと思われたが、第2戦の
シリア戦で2:1で勝ち、予選突破の可能性が見えてきた。
サウジ戦で勝つか引分けでも決勝トーナメントに進めるとあって、
否が応でも期待は膨らんでいた。
しかも相手のサウジは、これまたまさかの2連敗で、既に予選敗退が
決まっていた。
モチベーションが下がったままか、最後に意地を見せるか、
試合開始後すぐに形となって現れた。
前半8分に遠藤の縦パスを受けた岡崎が、ボールを浮かして
キーパーをかわし先取点を挙げ、更に5分後の13分にもヘディングで
追加点を入れた。
そして19分には、長友からのクロスに走り込んで来た前田が
右足で合わせてゴール。
前半20分までに3点を入れて大きくリードした。
この試合が始まる前は、前の試合でキーパー川島がレッドカードで
一発退場となっているし、本田と松井が怪我で抜けていた。
万全のメンバーではないと思われるところだが、控えのメンバーが
充実しているのが今のザック・ジャパンだ。
これまでの2戦ではスタメンから外れていた岡崎が大当たり。
キーパーの西川も危なげない守りで、これまで得点を許していない。
3点入れてから、少し動きが小さくなり、試合が動かなくなった。
このままでは、勝つには勝っても、やりきった感がなく、
余計なミスやカードをもらうだけになりそうだった。
後半に入り、カードが2枚目となり次の試合に出場できない内田に代って、
伊野波を投入したことでチームの動きが変わってきた。
メンバーが変われば、それぞれの役割も変わり、動き方も変わってくる。
テストもあってか、代った伊野波にボールを集めて、それが功を奏し、
伊野波のあげたクロスを前田が決めて4点目。
ダメのダメを押した形となり、この時点で日本の予選リーグ1位通過が
濃厚となった。
最後は、岡崎の3点目となるゴールでサウジの息の根を止めた。
岡崎はハットトリック達成で気持ち良く試合を終えた。
これら3戦を見ている間にも、日本チームは随分と良くなって
いるのがわかる。
スピードを重視しているザッケローニ監督らしく、ダイレクトパスが
ポンポンと決まるようになり、場面の切替えが早くなってきた。
ワンタッチのパスは、これまであまり上手くなく、どうしても
ワンテンポ遅れる感があった。
これが監督が代り、こんなに早く形になるとは驚きだ。
次の決勝トーナメントの初戦は、開催国のカタールなので、
アゥェーの中のアゥェー。
サポーターの応援も相当なものになるだろう。
これからは更に厳しい戦いとなるだろうが、優勝を目指して
頑張って欲しいと思います。
ここまで来たらやるっきゃない!
←にほんぶろぐ村 住まいブログに参加しています
【坪内優建築設計事務所のHP】
ブログのトップページへ