ベスト4に進出が決まった。
サウジアラビア戦で、完勝だった日本だが、カタール戦の始めは
硬さが見られ、思うようにパス廻しが出来なかった。
自分たちのサッカーが出来ないまま、カタールに攻め込まれ、
前半12分に失点しまう。
オフサイド気味のプレーだったが、アウェーではホイッスルが鳴るまでは
プレーを続行することが鉄則。
期待してしまうと、一瞬動きが止まり、それがコンマ何秒かの
遅れとなってしまう。
まだ十分な動きが出来ていない間の失点となった。
やはりアウェーでの失点は厳しい。
前回とは違う日本代表のプレーに不安がよぎりそうになった時だった。
長友の思い切ったシュートは、枠をわずかに外れたのだが、
これで今までの重たいムードが吹っ切れたような気がした。
徐々にパスが通るようになり、本来の動きになってきたところで、
同点に追いついた。
前半を1:1の同点で折り返し後半勝負になったのだが、
後半16分に吉田のイエロー、累積2枚目となり退場となってしまった。
ペナルティーエリア近くからのフリーキックは、直接ゴールとなり、
またしてもリードされてしまった。
ところが今の日本代表は本当に気持ちが強く、直後の25分に
香川の2点目が決まり、同点に追いついた。
取られたら取り返す。
落ち込んでしまいそうなムードを、一気に逆転劇へと運んで行った。
延長戦になりそうな後半44分に、またしても香川がゴールに突っ込み、
こぼれたボールを伊野波が決めて、ついにカタールをリードした。
その後は、カタールの攻撃をしのいで、終了のホイッスルが鳴った。
ザッケローニ監督も、これまでの予選リーグでは感情を抑えて、
得点をしてもニヤリとするくらいだったが、決勝トーナメントに入ると
人が変わったように感情を表に出して、得点シーンでは
激しいガッツポーズをとっていた。
やはり決戦となると変わるのだなと、今までとは違うザック監督の
姿を見た思いだった。
2回もリードされながら、完全なアウェーの中で逆転勝利を
果たした日本代表は、本当に何かが変わった気がする。
これまでの監督がどうと言うのではなく、ザッケローニ監督との
相性が良かったのだろうか、選手が生き生きとプレーをしている感じがする。
次の準決勝では、韓国かイランということになるが、今の日本代表なら
勝てるのではないかと期待してしまう。
数年前とはまったく違う日本代表が誕生したのだろう。
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