吉田保夫さんに会ってきました。
実はあの後に引越しをされて、連絡が取れなくなっていたのですが、
元スタッフの人に教えてもらい、ようやく連絡が取れるようになりました。
僕の書いた記事を読んで、昔の知人の方からもメールが来ていて、
吉田さんの方も会いたいということで、久しぶりにアトリエで
再会することになりました。
今作っているのはもっぱらバイオリンのようです。
新しいものを作るのと同時に、少し音が出なくなった物の修理も
多くなっているようで、著名な演奏家のバイオリンの修理もされています。
20年ぶりくらいとなる知人の方との話を聞きながら、吉田さんから
楽器の話を聞いて、とても楽しい時間を過ごせました。
楽器制作の難しさ、奥深さを感じます。
製作者によって微妙に形が違う、そこに何があるのかを
考えることで、更に音が見えてくる。
頭でわかっていても、形にすることは難しいことです。
型についても、きちんと作っても音は出ない。
それがどうしてなのかわからないが、最後は手の感覚で
音を作って行くのです。
凡人にはとても出来ることではないです。
吉田さんも楽器を作り始めて20年くらいになりますが、
ようやく何かがわかってきたと話しておられました。
そんな吉田さんのミュージアムが、アメリカのフィラデルフィアに
出来ることになったそうです。
吉田さんの建築の模型やスケッチ、楽器が展示されるようです。
この話は、まだあまり報道されていないのですが、記事に
書いても良いと言ってくれたのでお知らせしました。
これまでに作った楽器は、リュート、チェンバロ、バイオリン、
ハープなど、どうしてそんなにいろいろなものが作れるのか
不思議ですが、作ってしまうのです。
このミュージアムの話は、以前吉田さんのところに来ていた
外国の学生が、成長してアメリカで活躍しており、その子達の働きかけも
あって実現することになったようです。
このあたりのことにも、吉田さんの人柄が見て取れる話です。
楽しい話をしていると、あっという間に数時間が過ぎてしまっていました。
ウチからも近くなったので、また会いましょうと約束をして
自転車のペダルを踏み込みました。
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吉田さんについてなんでもいいので、
情報を求めています。
どんな方なのか、
今どこにお住まいなのか、
など、なんでもいいので、
教えていただけないでしょうか。
詳しいことは、メール頂ければ
メールでお伝え致します。
よろしくお願いします。
個人のメアドのようなのでメアドは消しておきましたよ。