二人の息子の父親としての生活に専念すると発表しました。
フィル・コリンズは、ジェネシスのドラマー、ヴォーカルとして
活躍した後に、ソロとしても活動をし、音楽のプロデュースも
していました。
そして、何より音楽界に革命をもたらしたのが「バリライト」の
開発でしょう。
それまでの照明は、固定のライトか手で操作して動かすライト
くらいでした。
フィル・コリンズは、そのライトをコンピューターで自在に操り、
さらに色も変えれると言うものを発明しました。
これにより、照明の演出は飛躍的に進化しました。
照明の数も減らせるでしょうし、仕込みが随分と楽になったと思います。
昔は、照明の角度をおおよそで見当をつけて仕込み、上に上げてから
照らして見ないと、良いかどうかわかりませんでした。
それが、上に上げた状態で角度を動かしながら決めれるし、
自由な角度に変えれるのですから、魔法のライトのようなものでした。
今は当たり前になっているこのライトは、その当時は本当に
びっくりしたものでした。
瞬間的に後ろから前に光が動いたり、パッと色が変わったり。
2008年にも一度、引退を表明していましたが、一旦復帰して
ライブ活動も行っていました。
しかし、健康面でもいろいろと深刻になってきているようで、
今回の引退表明は本当になりそうです。
音楽界の中でも、もう自分の居場所は無くなったと言っているようです。
フィル・コリンズなら、まだ十分やっていけると思うのですが、
逆にここまで行った人からすれば、その微妙な違いと言うか
感覚を感じるのかも知れないですね。
スポーツの世界でも、同じような「勿体無い」「まだ十分出来るのに」
といった引退はありますね。
本当に惜しい引退だとは思いますが、引き際と言うのも大切な
事だと思います。
フィル・コリンズは引退しても、その残した音楽はずっと
残っていくので、また耳にすることもあるでしょう。
今後は、体調を戻して、息子さんたちと楽しく過ごして欲しいですね。


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