みなさんも知っていると思います。
でも、その米兵が被ばくしている事は意外と知られていません。
僕も、この事を知ったのは昨日の事でした。
僕のブログからもリンクをしている「NYリバティさん」の
ブログ「ニューヨークの遊び方」を読んで逆に知ったわけです。
時事ドットコムの3月16日に、ワシントン時事からの記事に
書いてありました。
その記事を下記に引用させてもらいます。
求められる限り日本支援=米兵被ばく続く−海軍
【ワシントン時事】東日本大震災で救援支援活動に当たっている
米兵が新たに数人、低レベルだが被ばくしたことが15日、分かった。米軍が明らかにした。福島県の原発事故による放射線の脅威が増しているが、米海軍第7艦隊のファルボ広報官は「米国と同盟国日本との間には揺るぎない絆がある。日本政府から求められる限り、支援活動をやり通す」と述べた。
米軍はこれまでに、空母「ロナルド・レーガン」のヘリ部隊搭乗員17人が低レベルだが被ばくしたと発表している。いずれも健康に影響はないとしている。
ファルボ広報官は「当面の間、任務を終えた搭乗員が検知可能なレベルの放射能を帯びて戻って来ることは、この任務の現実となる。被ばくのリスクを軽減し、完全に放射能を除去するためにあらゆる手段を尽くしている」とも語った。(2011/03/16-18:18)
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3月14日のことを追記すると、米海軍第7艦隊から、
原子力空母ロナルド・レーガンに帰還したヘリコプター3機の
乗組員17人から微量の放射性物質が検出されたと発表が有りました。
この米兵らは仙台周辺で救援活動を行っていたので、
水素爆発を起こした福島第1原発から放出されたものを浴びたと
みられています。
しかし、この時は洗浄後の再検査では検出されなかったらしいです。
15日に被ばくした兵士について、その後の記述が無いので
詳しい事はわかりません。
洗浄後に放射性物質が検出されていないことを願うだけです。
米軍は、沖縄の基地問題の事も有りますが、他国の災害に対して
体を張って協力してくれていると言う事実は間違いないことです。
救援活動も、アメリカとしては福島第1原発から半径80キロ以内への
米兵の立ち入りを禁止していますが、日本政府側から原子炉冷却作業への
米兵の参加要請があれば、米側は立ち入り禁止範囲の例外を
検討する意向だと述べるなど、全面的に日本の支援を行う覚悟です。
こう言った事を聞くと、本当に頭が下がる思いです。
一刻も早く原発の危機的状況を回避して、みんなが安心して
救援活動を行えるようにしなければならないでしょう。
日本政府や原発関係者、自衛隊、消防など、みんな一生懸命やっていると
思っています。
ただ、時間との戦いのような状況なので、効果的な作業を
いち早く選択して実行してくれることを願います。
まだ生存者が救出を待って頑張っていると思うし、被災者も
救援物資やインフラの回復を願っています。
とりあえずみんなが生きて行く為の最低条件を整えて欲しいものです。
<追記>
アメリカの「半径80キロ以内への立ち入り禁止」について、
報道によっては誤解があるようです。
そこらあたりのことを、前述のリバティーさんも気にしておられて、
後日のブログで3月17日にオバマ大統領が行った演説の全文を
日本語訳してくれています。
これを読むと、アメリカの大統領と言うものが、どれだけ国民を
大切に考えているのかがわかります。
日本の総理大臣にも、これくらいの演説をして欲しいと思ってしまいました。
オバマ大統領の演説の日本語訳は、<こちら>をクリックしてください。
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私もネットの少しの書き込み情報からしか知りませんでしたが、本当に頭が下がる思いです。
基地問題は確かに決着のつかない大きな課題ですが、今回の米国の支援は他の国と比べて群を抜いており、感謝の気持ちがあふれます。
僕も各国からの支援については、報道や一部のネットからしかわかりません。
日本の報道も、今は被災者や原発のことで一杯でそれ以外のことを
報道する余裕が無いのでしょう。
アメリカの援助隊もいるのは知っていましたが、何をしているのかなど
まったく報道されていなかったので、殆ど知るすべも無かったです。
他の国からも、沢山援助してもらっていると思うので、
今わかっている以上に、いろいろな国が助けてくれているのだと思います。