2011年04月18日

節電から電力を見直すチャンス

震災による電力不足の影響で、東日本は節電をしています。
中でも、東京の節電はかなりのもので、これまで煌々とネオンを付けていたところが
ネオンを消している為に、真っ暗になっていると言う話を聞きます。
お店や家でも、無駄な電気を消したり、照明も暗くして協力をしています。

ここに来て、意外とこの暗さにもなれてきたと言う声も出てくるようになり、
今後も節電をして行く動きになりそうな気配になってきています。

そもそも、これまでの日本は明る過ぎた。
必要以上に明るくしていたと言う意見が出始めているようです。

CMでもありました。
宇宙飛行士の毛利衛さんが、宇宙から見ると日本の形がはっきり見えるという
セリフが印象的でした。
多少、誇張はあるかもしれませんが、確かに日本は外灯が多いです。
主な道路には夜通し外灯が点っていて、道は明るくなっています。
これは、車の運転がしやすいようにと防犯の面から設置されているのでしょう。

日本の場合、地形の関係から海岸線に沿って道が出来ているところが
殆どですから、この道沿いに外灯があると日本の形が浮かび上がります。
街中は、本当に明るいです。
夜になっても、自転車で走っていてライトはいらないくらい。
ライトをつけていても、外灯の明るさに消されてしまって、後ろから迫っても
殆ど歩行者にはわからないくらいです。
僕もライトをつけるのは、対向してくる車や歩行者にわからせる為です。
付けっぱなしだと注意が向かないと思うので、点滅にして使っています。
外灯は、都会の場合今の半分で飛び飛びでも十分ではないかと思います。

店の明かりも多少暗くしてもまったく問題ないでしょう。
近くのスーパーが、地球温暖化の問題が出てきたときに、間引き点灯を
していましたが、これまでよりも少し暗いなと思っただけで、買い物をするのに
まったく影響のない程度でした。

皆さんご存知の遊技場は、これでもかと言うほど照明を付けています。
そんなに細かいものを見るわけでもないのに、普通の2倍以上の明るさだと
思われます。
大型ショッピングセンターなども節電する要素は沢山あるでしょう。
昼間の明るいときにも照明を付けています。
センサーなどを使えば、もっと効率の良い照明計画も出来るはず。

各家庭でも、個人的にはかなり明るすぎると思います。
僕も設計する際に、照明器具メーカーのカタログの目安は参考にしますが、
自分で感じるよりもワット数が大きいように感じます。
この器具は何畳用と記されていますが、そこまでいるかと思うときもあります。
慣れと言うものは恐ろしいもので、ずっと明るいところで生活していると
それに慣れてしまって、少し暗いだけで、ものすごく暗いと感じてしまいます。

どこも明るいと言うのは、単調な空間となります。
暗いところがあって明るいところが引き立つ。
逆に、暗い部分がなんとも言えない良い雰囲気を作り出します。
明があって暗がある。
そのコントラストが、良い空間を創り出します。

ここに来て、そういった感じを見直しすような雰囲気が出てきたようです。
節電がきっかけとなって、日本の街が変わろうとしているのかもしれません。
経済活動の自粛ムードとは違って、本来持っていた日本の文化を思い出す
良い動きになったら良いと思います。

電気を利用するようになって、日本の家は明るくなった。
戦後になって更にそれに拍車がかかった。
明るい事は幸せで健康的だと考えた。
それと引き換えに、侘び寂の文化が薄れてしまったような気がします。
何でも均一にして、どこも同じような環境にすることが良いと考えた。

転んでもタダでは起きないのが日本人を成長させると思います。
不便や不自由を楽しむことが、生活をより豊かにすると思います。
節電は良い機会だから、もう一度自分の生活の仕方を考えて
みるのも良いのではないでしょうか。

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posted by ツボ at 19:11| Comment(2) | TrackBack(0) | 独り言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんにちは。

確かに、今までが明るすぎた。という意見が多く出てきているようですね。
一過性のものでなく、皆が節電について考え直し、継続していけばいいなと思います。

ポチ!してゆきます!!
Posted by iu-kikakuu at 2011年04月19日 13:59
iu-kikakuさん、こんにちは。

今回の震災の前から、日本は明るすぎると思っていました。

なんでも慣れや習慣から来るものだと思うので、継続して節電を心がけるようになったら良いですよね。
Posted by ツボ at 2011年04月19日 15:15
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