当初は、東京の代替地を探していましたが、急な事で会場が見つからず、
開催は見送りとなっていました。
その後、遅れること1ヶ月でロシア開催となり、選手たちも
調整に向けて励んでいました。
この1ヶ月のずれがどうでるのか、やってみないとわからない状態でした。
ショートプログラムで抜け出したのが、アメリカのパトリック・チャン選手。
4回転ジャンプを決めて、歴代最高得点を叩き出し、他の選手を突き放しました。
大会2連覇を狙う高橋選手は、4回転ジャンプを回避して、丁寧にまとめようと
したものの、これまでのキレがなく3位に留まりました。
織田選手は、ミスはあったものの4回転を入れて2位。
小塚選手は、ずっと安定していた演技がどこへ行ったのか、6位に後退してしまった。
逆転を狙う日本選手を、完全に突き放すように最終グループのトップで
滑ったチャン選手は、フリーでも素晴らしい演技を見せて、ここでも
歴代最高得点を出して、完全優勝となった。
その直後に滑る織田選手は、チャン選手の残した雰囲気に飲まれたのか、
精彩が無い演技に加えて、回転しすぎて同じ種類のジャンプとみなされ、
その得点がなくなってしまうと言うミスまで冒してしまい、6位入賞は
果たしたものの、再帰を賭けた演技とはいえないものになってしまった。
高橋選手は、滑り出しの4回転の時に、シューズのブレードを止めるビスが
抜けると言うアクシデント。
修理時間3分と言う短い時間で、リスタートしたものの、最初の4回転は
失敗の状態からとなり、残りの演技を完璧にこなすしかない。
しかし、応急処置をしたシューズに不安が無いはずは無く、ややキレを欠いた
演技となってしまった。
見せ場のステップは、高橋選手らしさを見せたが、ジャンプのミスもあり
2連覇どころかメダルも逃して5位となった。
日本人の最後に登場したのが、ショートプログラムで6位と出遅れた
小塚選手であったが、前日の演技を吹っ切ったかのように安定した
小塚選手らしい演技を見せ、技術点ではチャン選手よりも評価が高かった。
オリンピックでも成功させた4回転を、ここでも成功させて逆転の2位となった。
新しい選手も出てくる中で、ベテランのジュベール選手にも期待していたが、
全盛時のジュベールではなく、やや淋しい感じがしました。
突然、成長したチャン選手や、今後が期待される若い選手など、
大会ごとに入れ替わっている。
この大会で、今シーズンが終わりとなるが、来シーズンはどの選手が
出てくるのかわからない。
今日からは、1年ぶりとなるキム・ヨナ選手と日本人3選手の闘いとなる
女子フィギュアが始まる。
まったく目の離せない週末となりそうだ。
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