特に今回は、和歌山と奈良に被害が集中したようです。
高知県の南部からまっすぐに北へ上がってきた台風で、
その東側になる近畿南部から東海にかけて南の湿った
空気が流れ込み、山に当たって雨を降らせ続けました。
上陸前に一時止まってしまったことも被害を大きくして
しまった原因となりました。
天気図を見ても、和歌山の南東が青を通り越して赤く
示されており、降雨の激しさを物語っていました。
河川が氾濫したり、土砂崩れが起きたり、それぞれが
また次の被害を引き起こしたりで、予想以上の被害を
もたらしてしまいました。
一方で、こちら大阪市内はまったく台風とは縁が無い
ような雰囲気でした。
木曜日、金曜日に少し風が強く吹いたくらいで、
雨もぱらぱらと降るくらいでそんなに激しくも無い。
上陸する土曜日は、身構えているのを交わすように
日中はほとんど雨も降らず、風はまったくと言って
良いくらいに普通の感じでした。
夜になって少し雨らしい雨が降ったものの、
通常の雨の日のような感じでした。
近畿でも、北部と西部が影響があったようで、
場所によっては河川が氾濫して洪水になったところも
あるようでした。
ここまで少しの場所の違いによって状況が
違うと言うのも今までに経験が無いことです。
大体台風が来ると、それなりに風が強くなり、
雨も降るものです。
それが、少し距離が離れるだけでこれほどまでに
状況が違うことになろうとは、想像もできないほどです。
この度の台風で、被害を受けられた方々に
心からお見舞いを申し上げます。
台風は日本海へ抜けて、雨・風のピークは過ぎたと
思われますが、これまでに降った雨で地盤が緩んでいると
思われますので、もう少し気をつけてください。
台風シーズンは、まだこれからになりますので
今後も十分に気をつけて、対策等を取っておかれることも
必要かと思います。


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