出場権を獲得しました。
6カ国のリーグ戦、第5戦の中国戦の前に出場を決めました。
第4戦は、強豪国の北朝鮮で、大会前にドーピング疑惑で
主力5選手を欠いているのにもかかわらず、日本に次ぐ2位と
言うくらいに、選手層も厚く、謎のベールに包まれているチーム
だと言われていました。
とにかくフィジカルが強く、当たりはかなり強烈だし、
体力があるので疲れを知らない感じです。
試合は、開始直後に日本が攻め入ったくらいで、終始北朝鮮ペース。
なでしこジャパンは、北朝鮮のゴールエリアにさえほとんど
入れないくらいに、ことごとくボールを奪われていました。
試合の間隔が短く、連戦の疲れがあるのか、なでしこらしさは
まったくといって良いほど見られず、ロングパスを使うと見られて
いた北朝鮮が、なでしこのお株を奪うようにパスでつなぎ、
日本のこぼれ玉もほとんど拾うといった感じで、まったく隙が
ありませんでした。
何とか北朝鮮の攻撃を防いで、0:0で前半を終了。
後半になって、どう立て直してくるのかと思っていましたが、
後半に入っても試合の流れは一向に変わらず、北朝鮮のペースで
押し気味に進んでいました。
後半の後半に入ったくらいから、北朝鮮の選手の動きが
少し鈍くなり始めて、なでしこのパスが少しずつですが
つながるようになってきました。
流石の北朝鮮でも、前半からあれだけ飛ばしていたら、
少し疲れが出てきたのでしょうか。
終了が近づいて来た後半37分に、久しぶりに入った岩清水選手からの
クロスに永里選手がダイレクトで合わし、北朝鮮のキーパーに
当たってはじいたボールがディフェンダーにあたってオウンゴール。
日本に待望の1点が入りました。
このあとも攻めの姿勢を見せて守りきって欲しかったのですが、
その後のコーナーキックを蹴り込まずに、監督はボールを
キープすると言う作戦に出た。
これは韓国戦でもつかっていた手で、時間稼ぎのプレーです。
ただ韓国戦と違うのは、韓国戦では苦しんではいたものの、
なでしこの動きはそれらしいものもありました。
北朝鮮戦では、ずっと押されていたペースが、ようやく日本に
傾いてきたときであり、守って守れるだけの余裕もありませんでした。
この消極的なプレーが、日本への流れをきってしまい、
必死で攻めてくる北朝鮮の勢いに負けてしまったようでした。
ロスタイムに入って、猛攻をかけてくる北朝鮮。
なでしこは、クリアもしっかりできずに、ボールを奪われては
攻撃を受ける。
この繰り返しが続き、嫌な予感がしたときでした、
クリアミスをした次の瞬間に、北朝鮮に同点に追いつかれて
しまいました。
なるべくしてなった同点と思いました。
結果はどうなったかわかりませんが、あの時のコーナーキックで
もう一点取りに行っていたら、守りきれた1点ではなかったかと
思われて残念です。
しかし、その後に3位の中国がオーストラリアに負けたことで、
日本の2位以上が決まり、ロンドンオリンピックへの出場が
決まりました。
形はどうであれ、出場権をとったということは喜ばしいことです。
よく野球でもあります。
マジックが「1」になっている時に、試合には負けたけど
相手チームも負けたことで優勝が決まった。
その瞬間がどうであれ、結果的に終わってみれば通算の成績で
優勝したのですから、まったく問題ありません。
なでしこも、最終戦で中国に勝てば文句なしに1位の成績です。
ワールドカップ優勝で、かなりプレッシャーもあったでしょうが、
それをもろともせずに見事にオリンピックの出場権を獲得したと
言うのは凄い事です。
なでしこジャパンの選手、監督、コーチ、その他関係者に
おめでとうと言いたいです。
あと1試合あります。
選手の疲れや怪我を心配して、主力を下げるかもしれませんが、
しっかり戦って、なでしこらしいサッカーを見せて欲しいと思います。
本当にお疲れ様でした。
そして、改めておめでとうございます。
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