インフォメーションがなく、被災地の仙台と
中継を結んで、仙台出身の森公美子さんが歌うと
言うことだけわかっていました。
ひょっとして、今年は森さんがゲストで大阪城ホールには
誰も来ないのか心配していました。
先日、なんとなく予感めいたものがあって第九のHPを
覗いてみると、ついに今年のゲストが発表になっていました。
今年のゲストは、平原綾香さんでした。
あれ?と思う人も居るはずですよね。
そうなんです、去年に引き続き2年連続のゲストという
ことになります。
ユンソナ(歌手としてはソナ)さんも、2年連続で
参加しましたが、ゲストとして歌を歌ったのは1回だけで、
基本的には第九に挑戦すると言う企画でしたから、
歌のゲストで2回目、それも連続となると平原綾香さんが
初めてになると思います。
去年、第九の第三楽章に歌詞をつけて歌って欲しいという
佐渡さんのリクエストに答えて歌った「LOVE STORY」という曲を、
震災のあった今年こそ、是非歌って欲しいと佐渡さんから
ラブコールを送って再登場となったようです。
平原さんというと、「ジュピター」で鮮烈なデビューを果たし、
その曲が新潟地震の時にリクエストが殺到して話題となりました。
今年、東日本大震災という大きな災害が起こってしまい、
ここでも平原さんの「ジュピター」は沢山の人から
リクエストを受け、支持されていました。
去年、平原綾香さんがゲストとしてジュピターを
歌っていましたが、これが今年だったらすごい偶然というか、
言葉は良くありませんがタイムリーだと思っていました。
一年ずれていたらね〜〜〜って感じで。
そんなことを考えていたものですから、この発表を見て
驚きと共に、やっぱりという気持ちになりました。
今のところは、「LOVE STORY」のことしか書いてありませんが、
ここは絶対「ジュピター」も歌ってくれると信じています。
と言うよりも、歌わなければいけないでしょう。
毎日放送のことですから、多分震災のときの映像を流したり
しながら曲に入って行くような気がします。
以前、シークレットゲストの野口みずき選手と野村忠宏選手が
来た時に、オリンピックの感動のお礼としてオーケストラが
この「ジュピター」を演奏したことがありました。
そのバックに、野村選手や野口選手などが活躍している映像を
流したものですから、この曲を聴きながらそんな映像を見たら
みんな感動してしまって、あちらこちらで涙を流す人がいました。
今年の場合は、感動ではなく悲しみや恐れと言う感情に
なるのでしょうが、それに対して平原さんの歌がより深く心に
響いてくるのではないでしょうか。
歌詞の中に何度も出てくる「ひとりじゃない」と言う言葉。
これが災害にあって、不安な気持ちや寂しい気持ちなどを
どれだけ癒したことでしょう。
ただ、この「一万人の第九」は、これまでは被災地である
東北地方では放送されていないはずです。
関東は、TBSで流れているのですが、東北はどれだけ
電波が届いているのか?
北海道も放送されているから、ひょっとしたら青森では
一部地域で見れるかもというぐらいです。
今回、仙台会場を設けて1000人の合唱団が大阪と一緒に
歌うことになっています。
ですから、今年は正確に言えば「一万一千人の第九」に
なるのです。
仙台フィルハーモニー管弦楽団も参加します。
そこまでしていながら肝心の被災地に映像が流れないのでは
いったい何のためにやっているのかわかりません。
僕も、佐渡さんとの交換日記と言う掲示板に、そのことを
お願いして投稿しました。
採用されるかどうかはわかりませんし、既にそうなって
いるのかもわかりません。
でも、今年は特別なイベントになるのは必至ですし、
その為にやるようなものです。
是非とも、被災地の人たちにも、平原綾香さんの歌や
第九を届けたいと願っています。
実現すれば良いけどな。
(追記)
事務局から回答がありました。
今年は、岩手県・宮城県・福島県の3県でも放送される
ことになったようです。
良かったです。
本当に被災地と一体となってベートーベンの“第九”を歌い、
「全人類は兄弟」となれるのです。
復興へ向けての希望をこめて届けたいです。
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